「研究していました。狙い通りの形です」久保建英が内田篤人の質問に答えて得点を語る

2021年07月25日 サッカーダイジェスト編集部

「真ん中のロモ選手も下がってビルドアップしてくるのは事前に研究していました」

東京五輪で2試合連続のゴールを決めた久保。メキシコ戦の勝利に貢献した。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 7月25日、東京五輪の日本対メキシコが行なわれ、日本が2-1で勝利した。

 日本は6分、いきなり先制に成功する。堂安律が右サイドの裏に抜け出し、勢いそのままにクロスを上げると、中央で合わせたのは久保建英。見事なダイレクトシュートをゴールに突き刺した。

 さらに日本が畳みかける。11分、VAR判定によりPKを獲得。堂安がキッカーを務め、冷静に追加点を決めた。後半に1失点を喫したものの、日本はなんとか2-1で逃げ切った。

 見事な先制点を決めた久保は試合後、インタビュアーの内田篤人氏から質問を受け、自身のゴールを次のように振り返った。

「相手を研究している時、相手のつなぎのミスのところでしっかり奪って自分たちが前がかりに攻めればという話をしていたなかで、最初の立ち上がりで狙い通りの形でした。堂安選手が左手で相手を抑えた時に自分のところにボールを出してくれると思ったので、走り込んであとは落ち着いて決めるだけでした」
 
 内田氏に「相手のボランチに対する守備が効いていた」と評価をされたうえで、「守備ではどのような意識でゲームに入りましたか」と問われた久保はこう答えた。

「相手はGKのオチョア選手に加え、真ん中のロモ選手も下がってビルドアップしてくるのは事前に研究していました。南アフリカ戦は守備がハマらなかったので、今日は自分がアンカーについて、林(大地)選手は多少疲れるけど追えるところは追ってもらって、コースを切って攻めていこうという形にしていました。それは吉田(麻也)選手、田中(碧)選手含め後ろの選手に言われていたことで、狙い通りのプレスができたと思います」

 グループステージで2連勝し、決勝トーナメント進出へ大きく前進。久保は次なる戦いへ意気込みも語った。

「次の試合もしっかり勝って、3戦全勝でグループステージを突破したいと思います。応援よろしくお願いします」

 グループステージの第3節は、7月28日に横浜国際総合競技場でフランスと戦う。第3戦ではどんなパフォーマンスを見せてくれるのか。久保の活躍に期待したい。

構成●サッカーダイジェスト編集部

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