「まだ何も決まっていない」。田嶋会長がメキシコ撃破に祝福もアトランタ五輪の苦い経験にも言及【東京五輪】

2021年07月25日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

メキシコ戦は「内容に加えて気持ちもこもった素晴らしい試合」

メキシコ戦の結果を受けてコメントした田嶋会長。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 2021年7月25日、東京五輪のグループリーグを戦う日本がメキシコと激突。6分に久保のゴールで先制し、続く11分には堂安がPKで追加点と幸先のいいスタートを切ると、組織的な守備で前半は相手にゴールを許さなかった。後半に入ってもほとんどペースを握らせなかった日本が終盤に1点を返されるも2-1で競り勝っている。この試合を受け、日本サッカー協会の田嶋会長がこうコメントした。

 
「前半は、日本が世界で勝つためにどのような試合をしなければならないか、内容に加えて気持ちもこもった素晴らしい試合をした。ワールドカップロシア大会のベルギー戦で2点差を逆転された苦い経験を全員が生かし、緊張感を持ちながら勝ち点3を取れたことは、日本のサッカーにとっても大きな進歩といえる。

ただし、まだ何も決まっていない。アトランタオリンピックで2勝をしながらグループリーグで敗退した経験もある。全ての試合の経験が日本のサッカーのDNAであり、私達は歴史の中から学び続けながら進歩していかなければならない。次の試合に向けてコンディションを整え、目標に向かってチーム一丸となって進んでいって欲しい。」(原文まま)

 確かに、メキシコに勝って決勝トーナメント進出に王手をかけただけ。続くフランス戦でも勝点を奪って首位通過を果たしたい。

構成●サッカーダイジェスト編集部

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