「このメンバーがベストだと…」高倉監督が明かした“岩渕外し”の意図

2021年07月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

「力が劣ったとはまったく思っていない」

イギリス戦では81分から出場した岩渕。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 7月24日、東京オリンピック女子サッカーのグループステージ第2戦が開催され、日本は強豪イギリスと札幌ドームで対戦。74分に警戒していたエレン・ホワイトにゴールを許し、0-1で敗れた。

 1-1のドローに終わったカナダ戦から4人を入れ替えたスタメンで驚きだったのが、その試合で同点ゴールを挙げた岩渕真奈がベンチスタートになったことだ。なぜ難敵との一戦でエースをスターターから外したのか。

 試合後のテレビインタビューで、岩渕のコンディションについて問われた高倉麻子監督は、「万全ではないが、プレーはできるので、次に向かってやっていきたいと思います」と答えた。そして、その後の公式会見で、改めて4人の先発を入れ替えた意図について、次のように語った。

「予選リーグ3試合をプランするなかで、1戦目を戦って、チームのバランス、選手のコンディション、調子の良さを考え、このメンバーがベストだと思って選んだ」
 
 指揮官はさらに、「アグレッシブに攻撃に行きたかったし、22人で戦うということは決めている。前回(カナダ戦)の先発と比べて力が劣ったとはまったく思っていない」と語気を強めた。

「今後も調子を良い選手を観察しながら、チームのベストと思える布陣を選び、ゲームの終わり方と進め方を含めて、プランを持ってゲームを進めていきたい」

 今後も、主軸であってもコンディションや調子次第でベンチスタートにする可能性を示唆した高倉監督。この先も議論を呼ぶ采配があるかもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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