「今日は決めるとしたら自分しかいない」。南アフリカ戦で決勝弾の久保建英が強気のコメントで得点を語る!

2021年07月22日 サッカーダイジェスト編集部

「逆に自分が何回かシュートを打っていることで…」

南アフリカ戦に先発した久保。強烈なシュートで先制点を叩き込んだ。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 7月22日、東京五輪の日本対南アフリカが行なわれ、日本が1-0で勝利した。

 日本は序盤、ボールを保持してゲームの主導権を握るが、自陣に引いて守備ブロックを構える南アフリカに攻めあぐねた。32分には三好康児がビッグチャンスを得るも、相手GKにセーブされ、敵の堅守を崩せないまま前半を終えた。

 後半に入っても、依然として日本がポゼッションし、南アフリカがリトリートで応戦する展開。55分には左サイドからのクロスに林大地が合わせたものの、これも相手GKの好守に防がれた。

 しかし71分、日本はついに均衡を破る。久保建英が右サイドでサイドチェンジを受けると、ワントラップしてからカットインして左足を一閃。強烈なシュートはファーサイドのポストを叩き、ゴールに吸い込まれた。

 見事な決勝点を決め、1-0の勝利に貢献した久保が、まず「今はとても安堵しています。嬉しさと安心が同じくらいあります」と述べ、自身のゴールを振り返った。

「あのゴールはボールを持ったら中に切り返してファー狙おうと決めていたので、結果的に入って良かったです」
 
 なかなか相手の堅守を崩せない展開が続いただけに、久保は対戦相手の南アフリカをこう評した。

「南アフリカは全員がすごく良いコンディションで、すごく良いチームだった。僕たちも情報に踊らされるつもりはなかったですし、僕たちが思っていたとおりのチームでしたけど、やっぱりすごく良いチームだった。苦戦するべくして苦戦した試合でした」

 ゴールをこじ開けられない流れが長引き、「自分のなかでも多少の焦りはありました」と本音を漏らした久保だが、強気のコメントでこんな心情も明かしてくれた。

「逆に自分が何回かシュートを打っていることで、たぶん今日は決めるとしたら自分しかいないと自分に言い聞かせた。結果、自分が点を取れて、チームも勝ってとても嬉しいですね」

 グループステージの第2節は、7月25日に埼玉スタジアムでメキシコと戦う。第2戦ではどんなパフォーマンスを見せてくれるのか。久保の活躍に期待したい。

構成●サッカーダイジェスト編集部
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