「トミはうちの選手であってほしい」冨安健洋は移籍するのか? ボローニャCEOがトッテナム移籍に言及

2021年07月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

トッテナムへの移籍が濃厚とされているが…

今夏の去就が注目されている冨安。(C)Getty Images

 ボローニャのCEOを務めるクラウディオ・フェヌッチ氏は、現地時間7月17日、冨安健洋の去就を含む来シーズンのクラブの状況について口を開いたようだ。現地メディア『CalcioMercato.com』が報じている。

 2019年夏にベルギー1部シント=トロイデンからボローニャに加入した冨安は、"守備の国"イタリアで評価を高めた。本職であるCBに加えて右SBもこなし、シニシャ・ミハイロビッチ監督のもとで定位置を確保している。
 
 チームにとって不可欠となった22歳の日本人DFに対しては、ミランやローマなどのメガクラブ、そして今夏はプレミアリーグのトッテナムが関心を寄せており、交渉が進んでいると報じられている。

 特にトッテナムとの交渉は大詰めを迎えているとの報道もあることから、記者から冨安について問われたフェヌッチ氏は、「彼は今、オリンピックのために活動している」と応え、このように述べたという。

「トミはオリンピックで活躍するだろう。現在はうちの選手であり、これからもそうあってほしい。ただ、彼がプレミアリーグに行きたいという意志を表明し、トッテナムが我々の要求を尊重してくれるのならば、それはそれでいいと考えている。いずれにしても、売却した資金は、市場に再投資することが可能となる」

 トッテナムは冨安獲得に総額2000万ユーロ(約25億円)近い移籍金を提示していると言われ、ボローニャの希望額との差は200~300万ユーロ(約2億5000万円~3億8000万円)に縮まっているとの声もある。

 果たして、両クラブのギャップは埋まり、冨安はイタリアを離れることになるのだろうか。今後の動向が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【PHOTO】イタリアで評価急上昇中!真のサムライ、冨安健洋のキャリアギャラリー
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事