「いつも以上にエンジンをかけて」大会前最後のテストマッチで板倉滉が意識したことは? チームとしての収穫にも言及

2021年07月18日 サッカーダイジェスト編集部

「(スペインは)上手かったですね(笑)」(板倉)

ボランチでフル出場した板倉。球際で強さを発揮し、ボールを奪って攻撃につなげるシーンも。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 キリンチャレンジカップ2021のU-24日本代表対U-24スペイン代表の一戦が7月17日、ノエビアスタジアム神戸で行なわれ、1-1の引き分けに終わった。

 日本は序盤からスペインの流麗なパスワークに苦戦するも、前半の給水タイム以降は徐々に流れを引き寄せ、42分に堂安律のゴールで先制。しかし、後半は押し込まれる時間が続き、78分に失点してドロー決着となった。

「コンディションが徐々に上がってきている」という板倉滉はボランチでフル出場。序盤から何度も球際に激しく寄せれば、ボールを奪い切ってカウンターにつなげるシーンも作った。

「調整という側面もありましたが、個人的には(アピールのために)重要な試合だったと思います。なので、今日はスタートから集中していつも以上にエンジンをかけてやりました」

 本大会前最後のテストマッチということで、連係向上やコンディション調整の場にしながらも、板倉は持ち味を発揮。指揮官に好印象を与えただろう。
 
 一方、チームとしての収穫は大会前にハイレベルな戦いを繰り広げられたことだという。

「(スペインは)上手かったですね(笑)。やっぱりクオリティは高いし、一人ひとりのポジショニングが賢いなと感じました。踏ん張ってできれば1-0で終われれば良かったですけど、本選もこういう試合はありますし、それを経験できたのはポジティブに捉えたいと思います」

「ここで90分プレーできたのでさらに(コンディションは)上がってきますし、本大会はベストな状態だと思います」と語る板倉は、東京五輪でどんな活躍を見せてくれるか。日本の初戦、南アフリカ戦(7月22日)でのパフォーマンスに注目だ。

構成●サッカーダイジェスト編集部

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