「私の次にカップを掲げてくれて嬉しい」カンナバーロがアッズーリ現主将に賛辞!22歳守護神には「普通ではない」

2021年07月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

「彼は2006年の決勝はスタンドで見ていたからね」

優勝トロフィーを掲げるカンナバーロ(左)とキエッリーニ(右)。キャプテンからキャプテンへ熱い魂は受け継がれている。(C)Getty Images

 元イタリア代表DFファビオ・カンナバーロがインタビューに対応。偉業を成し遂げた後輩たちに賛辞を寄せた。母国紙『Tuttosport』が7月17日に伝えている。

 イタリアは11日にEURO2020の決勝でイングランドと激突し、PK戦の末に勝利。2006年のドイツ・ワールドカップ(W杯)以来、15年ぶりにメジャータイトルを獲得した。そのドイツW杯でキャプテンとしてトロフィーを掲げたのが、最終ラインに君臨し堅守を支えたカンナバーロだ。現在は中国クラブで指揮を執る47歳は、主将ジョルジョ・キエッリーニをはじめとする新王者を祝福している。

「ジョルジョが私の次にカップを掲げてくれて嬉しいよ。彼は2006年の決勝はスタンドで見ていたからね。ジョルジョとは一緒にプレーしたこともあり、とても尊敬している。EUROでもスーパーなプレーだったね。ただ、このチームのスターは、ジャンルイジ・ドンナルンマだ。EUROの前には、彼を優秀だが普通のGKだと考えていた人もいたことに驚いている。ジョージョ(ドンナルンマの愛称)は普通ではない。22歳にして、唯一無二の冷静さを持っている。今後10年から15年の間、ベストなGKになるだろう」
 
 カンナバーロはドイツW杯などでの圧巻のパフォーマンスが認められ、その年のバロンドールを受賞した。しかし、EUROで世界に名を轟かせた若き守護神の戴冠の可能性には、こう答えている。

「いや、私なら(リオネル・)メッシに与えるね。レオは絶対的なナンバーワンで、トップレベルのコパ・アメリカで主人公となった」

 なお、キエッリーニはイングランドとの激闘後のインタビューで、「カンナバーロが(ドイツW杯で)カップを持っている姿を心の中で見て、それが僕たちに幸運をもたらしてくれた」と興奮気味に回答。アッズーリの熱いカピターノ魂は脈々と受け継がれている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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