「トミヤスの放出は正しい」トッテナム移籍が濃厚な冨安健洋の“売却”にボローニャOBが賛同!そのワケは?

2021年07月17日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「代わりは見つけやすいポジションだ」

プレミアリーグのトッテナム入りが濃厚視されている冨安。(C)Getty Images

 東京五輪開幕まで1週間を切った。大会が始まるまでに、冨安健洋の去就が決まるかどうかは分からない。確かなのは、イギリスやイタリアのメディアが、日に日に冨安はトッテナム移籍に近づいていると報じていることだ。

 昨シーズンまでユベントスの技術部門を率いていたファビオ・パラーティチSDが就任したトッテナムは、イタリア市場に目を向けている。ターゲットのひとりが、ボローニャでの2シーズンで大きく評価を高めた日本代表DFだ。

 トッテナムは冨安獲得に総額2000万ユーロ(約25億円)近い移籍金を提示していると言われ、ボローニャの希望額との差は200~300万ユーロ(約2億5000万円~3億8000万円)に縮まっているとの声もある。いずれにしても、ボローニャにとって大きな"売り上げ"であることは変わらない。

 一方で、冨安放出が戦力ダウンになることは言うまでもなく、実際にOBや地元記者から惜しむ声は後を絶たない。だが当然、異なる意見もある。例えば、OBレナト・ヴィッラもそのひとりだ。
 
 イタリア・メディア『TUTTOmercatoWEB』に対し、ヴィッラは「ボローニャにビジネスをする可能性があるのなら、トミヤスを放出するのは正しい」と話している。

「彼のポジションは、かなりうまく代役を見つけられるしね」

 最終ラインのあらゆるポジションを高いレベルでこなし、シニシャ・ミハイロビッチ監督の信頼も絶大だった冨安だけに、なかなか代えはきかないとの意見もあるが……。いずれにしても、まずは本当に冨安がボローニャを去ることになるのかどうかが注目される。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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