７月17日にU-24日本代表とのテストマッチに挑むU-24スペイン代表のルイス・デ・ラ・フエンテ監督が、試合前日にオンラインでのメディア対応に応じた。

　会見の冒頭でスペイン人指揮官は「日本との試合は私たちにとって非常に重要な試合。オリンピックに向けた準備という観点からもそうだが、ふたつの素晴らしいチームがこうして対戦することは歴史的な出来事だ」と感想を述べた。

　日本の印象については「非常に強力なチーム。スペインでプレーしている選手もいて、リスペクトしている」。日本の気温や湿度に関しては「厳しいが、少しずつ適応できている」とのことで、「良い状態で試合に臨むことができると思うし、みなさんに良い試合をお見せできるでしょう」と自信をのぞかせた。

　日本国内では新型コロナウイルスの感染者が増加傾向にあり、感染拡大が懸念されている状況について報道陣から問われると、以下のように答えた。
 

「安全プロトコルが実施されていることは分かっていたし、準備もしてきた。バブルもすでに経験済みだ。日本に関して言えるのは、ホテルの廊下やエレベーターが素晴らしいということ（笑）。今、言えるのはそれだけ。トレーニングが唯一屋外での気晴らしになっている。残念だが、こういった状況なので仕方ない」

　様々なイレギュラーや制約があるなかで行なわれる東京五輪。大会に臨む心境を問われると、「まだ着いたばかりで時差への適応などに追われているが、明日の試合でピッチに立ち、（グループステージ初戦の）エジプト戦が目前に迫ってくれば実感が湧くと思う」と語る。そして「五輪は五輪。全力で戦いたい」と気合いを入れた。

構成●サッカーダイジェストweb編集部

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