【スペイン戦のスタメン予想】ホンジュラス戦から3箇所を変更か。“スピード重視”で 優勝候補筆頭に挑む

2021年07月17日 江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

EUROで4強入りを果たしたメンバーが6人

スペイン戦の予想スタメン。左サイドと1トップを入れ替えか。

 南アフリカとの東京五輪初戦を5日後に控えたU-24日本代表は17日、ノエビアスタジアム神戸でU-24スペイン代表と大会前最後の親善試合を戦う。

 ラ・リーガでプレーし、旧知の選手も多い久保建英が「優勝候補筆頭だと思う」と語ったスペインは、国の法律により所属選手が五輪代表として選出されれば、クラブが貸し出すことを義務付けているため、国内でプレーしている選手は他国のように招集拒否に遭うことがない。

 そのため、MFペドリ、FWダニ・オルモ、GKウナイ・シモンら先のEURO2020で4強入りを果たしたメンバー6人に加え、ともにオーバーエイジのマルコ・アセンシオとダニ・セバジョスのレアル・マドリーコンビなど、豪華なタレントがずらりと揃っている。

 その強豪にヤングジャパンはどんなメンバーで挑むのか。スタメンを予想してみる。

 まずGKは、3-1で勝利した12日のホンジュラスと同様に谷晃生と予測。6月の2試合(U-24ガーナ代表戦とジャマイカ代表戦)でも先発し、正GKの座を掴んだ感があるが、ここ3試合はいずれも守備機会が少なかった。押し込まれる展開が予想されるこのゲームで、DFラインとの連係を最終確認しておきたいはず。定位置の座を争う大迫敬介は、後半からの出場となるか。

【五輪代表PHOTO】ペドリ、アセンシオら豪華絢爛! 優勝候補筆頭のU-24スペイン代表が神戸で練習を実施!
 最終ラインは、右から酒井宏樹、吉田麻也、冨安健洋。ここまではホンジュラス戦と同じで、左には中山雄太に代わって旗手怜央が入ると見る。川崎のアジア・チャンピオンズリーグ参戦で合流が遅れたSBは、アタッカーが本職のため、守備力は中山ほど高くはない。ただ、スピードでは上回り、テクニカルですばしっこい選手の多いスペインを相手にどこまでやれるかは興味深い。

 マッチアップが予想されるアセンシオを抑え込めれば、同じレフティのディエゴ・ライネス(メキシコ)やフローラン・トバン(フランス)らと対峙する本番に向けて、相当な自信、そしてアピールになるはずだ。

 ダブルボランチは、鉄板の遠藤航と田中碧のコンビ。ボール奪取力に長けたこのペアが、EUROで衝撃のパフォーマンスを披露したペドリやダニ・セバジョスらを擁すスペインの中盤をいかに自由にさせないかが、この試合のポイントのひとつだ。

 2列目は、右サイドハーフの堂安律とトップ下の久保は決まりだろう。三笘薫が足の張りを訴えて別メニュー調整が続いている左サイドは、相馬勇紀か。ホンジュラス戦でスターターとなった三好康児も好パフォーマンスを見せたが、途中出場でアシストをマークした相馬も得意のスピードを活かしたプレーで好調を維持しており、ここはスタメンで試しておきたい。
 

次ページ1トップはどうなる? 上田の状態は?

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事