「夜のわりに想像よりもキツくて…」なでしこ、岩渕真奈が明かした自身の決勝PK弾以上の収穫とは?

2021年07月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

「守備で0失点に抑えられたのは良かったことのひとつ」

10番を背負っての初ゲームに、「結果が出たのは良かった」と語る岩渕。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 なでしこジャパンは7月14日、東京五輪前最後の親善試合、オーストラリア女子代表戦を行ない、1-0で勝利を収めた。

 スコアレスのまま迎えた後半、左サイドをドリブルで駆け上がった長谷川唯がクロスを上げると、相手のエリア内でのハンドを誘発。これで得たPKを、岩渕真奈が右足で落ち着いて沈めこれが決勝点となった。

 試合後に得点シーンを振り返った岩渕は、「(キッカーは)決まってなかった」とし、「ちょっと蹴りたいなと思っていたら、(長谷川)唯がブチさんって言ってきたので、蹴りました」と明かした。
 
 試合全体では、「守備で0失点に抑えられたのは良かったことのひとつ」とFIFAランクが日本の10位に対して、9位と格上のオーストラリアを完封した点を挙げた。

 その一方で課題も口にする。

「もう少し攻撃の回数だったり、ボールに絡むことをしなきゃいけないなと感じているので、結果が1-0で勝てたことは良かったですけど、自分自身全てが良かったかと言われたらそうではないので、チームでもう少し攻撃のバリエーションを増やしていきたいと思います」
 
 さらに、自身のゴールで格上に快勝し、弾みをつけたこと以上に本番への収穫があったという。

「夜のわりに想像よりもキツくて……。そこまで暑くないと言われそうですが、本当にピッチ上は湿度が高くて湿気が凄かったので、昼とは違うキツさがあった。昼は昼で間違いなくキツイですけど、夜だからちょっと大丈夫かなと思っていたぶん、想像以上にキツかった」

 それでも五輪本番直前に格上の出場国と、仮想グループステージの試合を体感できたことの経験値は大きいという。

「今日の試合に関しては、気候の部分も、時間も、相手も、全部自分たちにとってはポジティブなので、本当に、こういう時期にこういう試合をできたのは良かった」

 なでしこジャパンの東京五輪初戦は、7月21日のカナダ女子代表戦だ。「1週間あるので、もっともっとコンディションを上げていかないといけない」と日本のエースは本大会でのゴール量産に意欲を燃やした。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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