「勝ったことに気付いていなかった」EURO制覇の立役者、ドンナルンマが驚愕の事実を告白!

2021年07月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

優勝決定後も一切表情を変えず…

53年ぶり欧州制覇の立役者となったドンナルンマ。優勝決定直後の無表情ぶりが話題となっていた。(C)Getty Images

 現地時間7月11日に開催されたEURO2020の決勝で、イタリアはイングランドとウェンブリーで激突。開始2分で先制を許す苦しい展開となるが、67分にレオナルド・ボヌッチのゴールで追いつく。だが、その後は勝ち越し点を奪えず、勝負はPK戦に持ち込まれた。

 ここで圧巻の活躍を見せたのが、GKジャンルイジ・ドンナルンマだ。4人目と5人目のシュートを完全に読み切り、見事に連続セーブ。アッズーリに53年ぶりの戴冠をもたらした。

【動画】最後は22歳GKの連続セーブで勝負あり!イタリアが53年ぶり欧州制覇

 大会MVPに選出されるなど、高水準のパフォーマンスを披露し続けたそのドンナルンマが、ファイナル終了後に応じたインタビューで、意外な事実を明かしている。現地メディア『sky sport』が伝えた。

「ペナルティキックの時は、勝ったことを理解していなかったので、喜べなかったよ。僕はレフェリーを見て、問題がないかをチェックしていた。その後に自分の元へ駆け寄ってくるチームメイトに気付いて、そこから全てが始まったよ。もう何も分からなくなってしまったんだ!」
 
 若き守護神は5人目のキッカー、ブカヨ・サカのシュートをストップし、その手で母国の優勝を確定させた瞬間も表情を一切変えず、まっすぐ前を見つめていたことから「貫禄がすごい」と、立ち振る舞いも話題となっていた。しかし、なんと決着がついたことに気付いていなかったのだ。

 驚きの事実を明かしたGKは、欧州制覇を果たせた要因に、団結力を挙げている。

「僕らはとても幸せで、全ての瞬間を楽しんでいる。50日間はあっという間に過ぎてしまった。我々は本当に相性が良かったので、それが表われたのだと思う。チームメイトのおかげで、僕たちは素晴らしい家族になった」

 ミランの下部組織から昇格したドンナルンマは、16歳でトップデビュー。瞬く間に定位置を奪い、6シーズンに渡り名門のゴールマウスを守り続けたが、今年6月30日までだった契約を延長せず。新シーズンからはパリ・サンジェルマンに加入することが決定的となっている。

 世界的守護神へと成長した22歳は、クラブでもビッグタイトルを掴めるのか。今後も目が離せない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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