現地時間７月10日に開催されたコパ・アメリカ決勝で、アルゼンチンは１-０で宿敵ブラジルを下し、28年ぶりの戴冠を果たした。
　
　この大会で、７試合で４ゴール・３アシストをマークし、得点王とMVPをダブル受賞したのがアルゼンチン代表のリオネル・メッシだ。この大黒柱にとって、A代表では初のタイトルとなる。

　試合終了のホイッスルが鳴り響いた瞬間、メッシにはチームメイトが駆け寄り、胴上げされ、笑顔が弾けた。メダルを授与され、優勝カップを掲げる瞬間にも満面の笑みを見せた。
 

　そんな名手は、優勝セレモニー後にフィールドから、愛する家族と喜びをシェアしていたようだ。スペイン紙『MARCA』はその様子をこのように伝えている。

「現地メディアが公開したビデオで、メッシがフィールドの中央で、妻や子供たちとビデオ通話をしている様子が見て取れる。彼は、画面に向かって呼びかけ、ようやく手にしたトロフィーやメダルと見せている。スターが愛する家族と祝杯をあげる、世界で最も優しい瞬間だった」

　キャプテンとしてチームを牽引し、悲願の代表初タイトルを手にしたメッシ。その喜びを、一刻も早く家族に伝えたかったのだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部