メッシが悲願のA代表初タイトル!ディ・マリア弾でアルゼンチンが28年ぶり南米制覇!ブラジルは1点が遠く…

2021年07月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

22分に試合が動く

悲願のA代表初タイトルを獲得したメッシ。(C)Getty Images

 現地時間7月10日、コパ・アメリカ2021の決勝、ブラジル対アルゼンチンが、リオデジャネイロのマラカナンで開催された。

 立ち上がりから激しい肉弾戦が続くなか、22分に試合を動かしたのはアルゼンチンだった。デ・パウルの自陣からのロングパスに反応したディ・マリアが、相手DFロディのまずい対応もあり、ゴール前へ一気に抜け出すと、最後はGKエデルソンの動きを冷静に見極め、鮮やかなループシュートで先制点を奪取。今大会は途中出場の多かった33歳が見事にスタメン起用に応えた。

【動画】最後は鮮やかなループショット!ディ・マリアの落ち着き払った先制点

 これで勢いに乗ったアルゼンチンはさらに攻勢を強め、33分にはメッシがハーフウェイライン手前からゴール前まで持ち上がり、得意の左足を振り抜くが、枠を捉えることはできない。

 1点ビハインドとなった前回王者のブラジルは、直後の34分にゴール前の好位置でFKを獲得。エースのネイマールが狙うも、壁に阻まれる。
 
 前半をビハインドで終えたブラジルは、後半から押し込む。53分にはリシャルリソンが1度はシュートを阻まれながらも、こぼれ球に自ら反応して倒れ込みながら右足でゴールに押し込むが、ここはオフサイドとなって得点は認められない。

 リシャルリソンはその1分後にも、ネイマールからペナルティエリア右でラストパスを受け、右足で強烈なシュートを放つも、相手守護神マルティネスの好守に阻まれる。

 その後も、ブラジルが圧倒的にボールを保持し、再三チャンスを作るが、アルゼンチンの粘り強い守備を前に、得点を奪うことはできない。

 89分にメッシが迎えた追加点の絶好機はモノにできなかったものの、アルゼンチンが1-0で宿敵を下し、1993年大会以来、28年ぶり15回目の南米制覇を果たした。準優勝に終わったブラジル・ワールドカップなど、あと一歩のところで涙をのみ続けていたメッシは、A代表で悲願の初タイトルを獲得した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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