「プロになりたいなら――」高体連か? Jユースか? 本田圭佑が育成年代の進路選択に持論を展開

2021年07月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ユースのやつらは髪の毛の色を変えているイメージが強かった」

本田が高校時代を振り返り、ユース年代の変化について語った。(C)Getty Images

 7月9日、YouTubeで生配信された高校年代のサッカー大会「第9回和倉ユースサッカー大会」の組み合わせ抽選会にゲストとして登場した本田圭佑が、育成年代の進路選択に持論を展開した。

 石川県の星稜高サッカー部で高校時代を過ごした本田は、当時を振り返りつつ、「うまい子が意外とユースに上がらず、高校にいくケースが多かった」と優秀な人材は高校へいく傾向があったと発言。しかし現在は、「うまい子がよりユースにいくようになった。それが普通ですよね」と育成年代の選手の考えに変化が生まれてきたという。

「(Jユースは)上にプロがあるんですから。プロになりたいと考えたらまずそこに入るのが自然な流れですよね。ただ、高校勢が強いというのは日本ならではの文化。青森山田を中心に、いまも負けじとクラブチームとやり合っているというのは聞いてますけど、ぜひ、鹿児島実業や星稜など、そのほかの高校もなんとか食らいついていってほしいですね」
 
 また、環境面にも変化を感じているようで、「僕らの時は逆にユースチームのやつらは、高校年代からガンガン髪の毛の色を変えているとか、そういうイメージが強かったんですよ。いまはユースも教育に力を入れるようになった。だから良い子が多いですよね」とコメントした。

 プロサッカー選手に加え、指導者や起業家など様々な顔を持ち、近年は教育分野にも力を入れている本田。時代の変化とともに変わりゆく日本の育成年代にも、関心を持っているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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