【J1展望】1stステージ10節|G大阪 – 鹿島|敗戦ならG大阪の優勝は絶望的。両軍合わせて代表4人のプレーも注目!

2015年06月02日 サッカーダイジェスト編集部

G大阪――宇佐美、丹羽、東口。代表3人の奮闘に期待。鹿島――2試合連続ゴールを狙う赤﨑。急造の左SB昌子にも注目。

故障者/G大阪=西野、内田 鹿島=ダヴィ、山本
出場停止/G大阪=リンス 鹿島=なし


J1リーグ 1stステージ・10
ガンバ大阪 鹿島アントラーズ
6月3日(水)/19:00/万博記念競技場
 
ガンバ大阪
リーグ成績(14節終了時):4位    勝点24  7勝3分2敗 18得点・10失点
 
【最新チーム事情】
●日本代表に東口、丹羽、宇佐美の3人が選出。丹羽は初の代表入り。
●初選出のDF丹羽が、鹿島のFW赤﨑を警戒。
●横浜戦で退場したリンスに代わり、パトリックが先発濃厚。
●SBは疲労を抱える藤春、負傷を抱える米倉のコンディション次第。怪我から復帰したオ・ジェソクがスタンバイ。
 
【担当記者の視点】
 代表メンバーに宇佐美と東口、さらにCBの丹羽も初招集された。3人ともモチベーションは非常に高く、ハリルホジッチ監督へのアピールも含めて奮闘しそうだ。前節の横浜戦は累積警告で出場停止となった今野は代表メンバーから落選したが、コンディションは良好なだけに攻守両面で存在感を放ちそうだ。
 
 リーグ戦では直近の2試合で引き分けに終わり、首位を走る浦和との勝点差は「9」。G大阪の消化試合が1試合少ないとはいえ、この鹿島戦で負ければ第1ステージの優勝は遠のく。いずれにせよ、G大阪は勝ち続けなければ優勝に手が届かず、ある意味では、浦和の敗戦を待つ形だ(鹿島戦でG大阪が勝利し、浦和が柏に敗れた場合、7日に浦和が優勝する可能性は消える)。
 
 現在、パトリックが公式戦2試合連続ゴールと結果を残しており、前節の横浜戦では60分から途中出場し、同点ゴールを叩き込んだ。前線で身体を張るこのブラジル人FWがいてこそ宇佐美の特長もより活きてくるだけに、代表での活躍も期待されるエースのプレーに刮目したい。
 
 
鹿島アントラーズ
リーグ成績(14節終了時):9位 勝点18 5勝3分5敗 20得点・18失点
 
【最新チーム事情】
●前節に2得点の赤﨑が2戦連続先発へ。
●G大阪戦に勝てば、今季初のリーグ戦連勝に。
●日本代表から漏れた昌子が奮起。
 
【担当記者の視点】
 赤﨑が2試合連続ゴールを狙う。松本戦では2ゴール。相手DFとGKの間や最終ラインの裏を突く動きで、チームに欠けていた流動性をもたらした。トップ下の土居との関係も良好。新加入FWジネイの評価をも上回るパフォーマンスを見せた。
 
 チームとして目指すは、今季初のリーグ戦での連勝だ。開幕前は優勝候補に挙げられながら、逆転負けや、得点後に簡単に追いつかれる試合が続く。最少失点が必要ななかでG大阪の強力攻撃陣を止められるか。
 
 鍵を握るのが、急造の左SBとして奮闘中の昌子だ。6月1日発表の日本代表から外れ、出直しの試合となる。ジュニアユース時代に所属した古巣で、同期だった宇佐美や大森を止めることから、代表返り咲きへの一歩が始まる。
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