ケインの延長逆転弾でイングランドが初の決勝進出! 奇跡的快進撃のデンマークは痛恨PKで涙【EURO準決勝】

2021年07月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

エリクセンの代役がFKで先制弾

決勝点となるPKを決めたケイン(手前)。(C)Getty Images

 現地時間7月7日、EURO2020の準決勝、イングランド対デンマークが、ロンドンのウェンブリーで開催された。

 立ち上がりからペースを握ったのは、ホームの大声援を受けるイングランドだ。12分、ケインからパスを受けたスターリングが中に切れ込んでシュートを放つが、GKシュマイケルの正面を突く。

 エリクセンの心停止という悲劇を乗り越え、連敗スタートから奇跡的な快進撃を見せてきたデンマークも20分過ぎあたりから徐々に盛り返すと、30分にMFデムスゴーが鮮やかなFKを叩き込み、先制点を挙げる。エリクセンの代役を務める男が、今大会初の直接FKによるゴールで、ここまで無失点だったイングランドの堅牢を破った。

 反撃に出るイングランドは、38分のスターリングの決定機はシュマイケルにセーブされたのの、その1分後に同点に追いつく。ケインのスルーパスを受けたサカの折り返しが、クリアしようとしたデンマーク主将ケアのオウンゴールを誘発した。

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 後半に入って55分、イングランドはマウントのFKにマグワイアがヘッドで合わせるも、シュマイケルに右手1本で防がれる。

 その後もイングランドが圧倒的に押し込むも、デンマークの粘り強い守備を崩せず、試合は延長戦に突入する。

 イングランドがついに勝ち越し点を奪ったのは104分だった。スターリングがエリア内で倒されてPKを獲得。キッカーのケインが一度はセーブされたものの、こぼれ球を押し込んだ。

 このリードを守り切ったイングランドが2-1で勝利し、初のファイナル進出を決めた。現地11日に同じくウェンブリーで行なわれる決勝で、初優勝を懸けてイタリアと対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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