「誰も想像していなかった」EURO決勝進出の伊代表監督マンチーニ、チームを称賛!「難しい試合だった」

2021年07月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

「生涯で最もタフなゲームだった」とボヌッチ

イタリアを決勝に導いたマンチーニ監督。(C)Getty Images

 現地時間7月6日、EURO2020の準決勝がロンドンのウェンブリーで開催され、PK戦の末にイタリアがスペインを下し、決勝進出を決めた。

 後半に1点ずつを奪い合ったゲームは、延長戦でも決着がつかず、PK戦に突入。両軍1人目が失敗した後。2人ずつが成功させて迎えた4人目、先攻のイタリアは成功させたが、スペインはアルバロ・モラタが失敗。最後のキッカーとなったイタリア5人目のジョルジーニョがネットを揺らし、2大会ぶりのファイナルへ駒を進めた。

 試合後に記者会見に登場したイタリア代表のロベルト・マンチーニ監督は、「誰も我々が決勝まで進むとは思ってなかっただろう」と語っている。英紙『The Guardian』などが報じている。

「前評判を覆し、決勝に進めたことは非常にうれしく思っている。ただ、これまでの我々の試合を振り返ってもわかるように、すべてスムーズにいくわけではない。タフな試合になることは理解していた。それを乗り越えた私たち、選手と関係者は大きな称賛に価すると思う」
 
 そして、「イタリアの人々にこの素晴らしい夜のエンターテイメントを提供できたことをうれしく思う。だが、まだ1試合残っている」と優勝への意気込みもみせた。

「我々は何も成し遂げていない。最後までやり遂げたいと思っている。今日の試合も非常に難しく、PK戦は宝くじのようなもの。スペインの戦いぶりは素晴らしく、称賛を送りたい」

 また、CBのレオナルド・ボヌッチは「これまでプレーした中で最もタフなゲームだった」とコメントしている。

「スペインのプレーは見事だったが、僕らはそれをすべてで上回り、打開する力を見せることができた。5日後にはウェンブリーに戻ってくるけれど、トロフィーを持ち帰るためには同じような姿勢で臨まなければならない。絶対に持ち帰りたい」

 イタリア代表は、2012年の決勝ではスペインに、そして2000年のファイナルではフランスに敗れている。決勝は11日に行なわれ、デンマーク対イングランド戦の勝者と対峙する。レジェンドが率いるアッズーリは、1968年以来の優勝に手が届くだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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