「代えがきかない」ボローニャOBが冨安健洋の売却に反対!「こんな選手はなかなか出回らない」

2021年07月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

「フィジカルや戦術的知性が素晴らしい」と絶賛

今夏の移籍が取り沙汰されている冨安。ボローニャは強気の姿勢だ。 (C) Getty Images

 アーセナルも争奪戦に加わったと報じられている。冨安健洋を巡る争いが激しくなれば、ボローニャは移籍金の高騰を期待するだろう。

 アタランタとトッテナムが2000万ユーロ(約25億円)に届くような条件を準備していると言われる冨安。だが、ボローニャの希望は2500万ユーロ(約31億3000万円)とも報じられている。争奪戦が激化すれば、日本代表DFにはもっと高い額のプライスがつけられるかもしれない。

 いずれにしても、冨安を売却すれば、ボローニャの金庫が潤うことは確かだ。ただ、シニシャ・ミハイロビッチ監督が強く信頼し、2シーズンにわたって重用してきた日本代表DFを失うことが、戦力的に大きな痛手あるのも言うまでもない。

 もちろん、新型コロナウイルスの経済的打撃から、ボローニャも財政面でのやり繰りが必要なのは確かだ。まったく主力を放出しないのは難しい。だからこそ、複数選手にまつわる移籍報道が後を絶たないのが現状だ。

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 では、他選手を売却し、冨安を引き留めるという可能性はあるのだろうか。少なくとも、ボローニャOBで現在は指導者となったルイージ・デッラ・ロッカは、そうすべきだと考えている。

『tuttobolognaweb』によると、デッラ・ロッカは『eTv』で「マティアス・スバンベリとトミヤスのどちらをより犠牲にできるか?自分なら前者と言うね」と話した。

「なぜなら、本当に強いサイドの選手はなかなか出回っていないからだ。トミヤスは攻め上がりがうまく、フィジカルや戦術的知性が素晴らしいことを示した。完成された選手だ。一方のスバンベリは、素晴らしい選手だが、代えがきくと思う」

 夏のマーケットは、まだまだ続く。様々な噂や見解が連日報じられる中で、冨安とボローニャはどのような決断を下すのだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
 

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