【J1ベストイレブン】MVPは数的不利を覆した横浜の快足アタッカー! 3位浮上の神戸から最多3選手を選出|21節

2021年07月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

仙台GKヤクブ・スウォビィクは奇跡的なシュートストップを連発

【21節のベストイレブン】

 J1リーグは7月3、4日に第21節の6試合を各地で開催した。なお同節は、ACL出場チームの2試合がすでに行なわれ、残り2試合が今後に予定されている。ここでは、今週末に行なわれた6試合からサッカーダイジェストWeb編集部が選定したベストイレブンを紹介していく。

 今節の主役は、ふたり分の仕事をこなした横浜の前田大然だ。

 横浜は、柏戦で前半のうちにマルコス・ジュニオールが一発レッドで退場となり、10人での戦いを強いられた。そんななかでも、数的不利を感じさせない圧巻の走力で前線を駆け回った前田は76分、ティーラトンのロングパスに反応し、オナイウ阿道の先制弾をお膳立て。さらに80分、相手GKに猛然とプレスを仕掛けてボールを奪い、無人のゴールへ蹴り込んだ。1ゴール・1アシストでチームを勝利に導いた快足アタッカーを今節のMVPに選出した。

 同じく横浜からは、相手FWを封じ、効果的な持ち上がりも見せたチアゴ・マルチンスもチョイスしている。
 
 その横浜を追って3位に浮上した神戸から最多3選手をピックアップした。古橋亨梧は先制された直後に同点弾を決め、チームに勢いをもたらし、ドウグラスは前線で起点となり、山口蛍の決勝弾をアシスト、そしてセルジ・サンペールは17分に絶妙のロングスルーパスで古橋のゴールをアシストしたほか、長短のパスを操りゲームを支配した。

 引き分けに終わった広島と鳥栖からはそれぞれ得点をお膳立てしたアタッカーをチョイス。広島の柏好文は中に切り込み均衡を崩す、鳥栖の小屋松知哉はアディショナルタイムに相手に奪われそうなボールを収め相手守備陣を切り裂いた。

 そのほか、好調浦和の攻撃陣を奇跡的なシュートストップでシャットアウトした仙台のヤクブ・スウォビィク、読みを生かしたボール奪取で相手のチャンスを潰した札幌の宮澤裕樹、時には最終ラインまで下がり、戦術上のキーマンとして躍動した清水の右サイド片山瑛一と、その片山との連係で右サイドを制圧し、自ら決勝弾も決めた原輝綺を選出した。

【動画】2021年J1リーグ第21節、編集部厳選ベストイレブン!
 

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