名古屋が5連勝でグループG首位通過決定! ACL初失点も、マテウス&阿部弾でマレーシア王者を下す

2021年07月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

警告を受けた米本拓司が次戦出場停止に

初戦のJDT戦に続き、この日も決勝弾を決めた阿部。(C)2021 Asian Football Confederation (AFC)

 名古屋グランパスは日本時間7月4日、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージ第5節でマレーシア王者のジョホール・ダルル・タクジム(JDT)と対戦し、2-1で勝利を収め、グループGの1位通過を確定させた。

 開幕からの4連勝を飾り、グループGの2位以内を確定させた名古屋。試合直前にライバルの浦項スティーラーズがラーチャブリーFCと引き分けたため、勝利すれば1位通過が確定する。

 そんな一戦で名古屋はACLでも全試合に先発させていた稲垣祥をベンチに置き、米本拓司、長澤和輝のダブルボランチを選択。前線は、初戦のJDT戦で決勝弾の阿部浩之を先発させ、相馬勇紀、マテウス、山﨑凌吾が名を連ねた。

 試合は名古屋が前半立ち上がりに幸先よく先制する。

 阿部のスルーパスに反応し、ペナルティエリア内に侵入したマテウスが、背後からの相手のタックルに遭いPKを獲得。自らキッカーを務めると、GKの逆を突きゴール右のネットを揺らし、名古屋が4分に先制ゴールを奪う。

 デコボコのピッチにミスが生まれ、相手にCKを献上する場面も見られた名古屋だが、28分にリードを広げる。長澤が削られながら前線にパスを送ると、右サイドで受けた阿部がカットインから左足を一閃。狙いすました軌道のシュートでゴール左隅のネットを揺らす。
 
 36分には米本がグループステージ2枚目のイエローカードを受けてしまい、次戦出場停止に。続けて38分には宮原和也も警告を受ける。

 さらに42分、左サイドのコービンオングに持ち上がられ、ミドルシュートを打たれる。一度はランゲラックが弾くものの、こぼれ球に反応したラマダン・サイフッラーに押し込まれ、1点を返される。名古屋はACL5戦目にして初の失点を喫した。

 1点リードで迎えた後半、名古屋は55分に、稲垣、柿谷曜一朗、前田直輝を投入。続けて齋藤学を投入しギアを入れ直す。

 しかし62分、ペナルティエリア内に侵入してきたハズワン・バクリにポスト直撃のシュートを許しヒヤリとさせられる場面も見られた。

 その後も相手に押し込まれ、疲れを見せるシーンがあったものの、反撃を凌ぎ切った名古屋がリードを保ったまま試合終了の笛を迎えた。

 この結果、ACL5連勝となった名古屋が勝点15として、グループGの首位をキープ。2位の浦項と5ポイント差としてグループステージ1位通過が決定した。

 中2日で行なわれる次節の浦項戦は、日本時間7月7日の19時キックオフで行なう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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