清水が原輝綺弾で29回目のクラブバースデーを白星で飾る! 敗れた大分は4試合連続ノーゴールに…

2021年07月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

原のゴールは2017年の新潟時代以来、通算2点目

セットプレーからの空中戦でしのぎを削ったサンタナ(左)と香川勇気(右)。(C)SOCCER DIGEST

 J1リーグは7月4日、第21節の2試合を開催。IAIスタジアム日本平で行なわれた清水エスパルスと大分トリニータの一戦は、1-0でホームの前者が勝利を収めた。

 1992年の7月4日にG大阪と初の対外試合を行ない、この日を誕生日に制定している清水は、前節からは中山克広、ディサロ燦シルヴァーノが外れ、奥井諒、カルリーニョス・ジュニオが入る。

 一方、6月は勝利から遠ざかり、4試合ぶりの白星を狙う大分は、前節レッドカードを受けた三竿雄斗が出場停止。ほか2名を入れ替え、上夷克典、井上健太、下田北斗が入る。

 3-4-2-1のミラーゲームで始まった試合は、清水のチアゴ・サンタナ、大分の長沢駿と両FWをターゲットに狙いとする攻撃を仕掛ける。

 清水は10分、右サイドから片山瑛一、原輝綺と繋ぎ中央のT・サンタナへクロス。合わせたシュートはGKに防がれ、こぼれ球を詰めるものの、大分守備陣に阻止される。

 大分も22分、長沢のくさびのパスからフリーの小林成豪がミドルシュート。こちらもGK権田修一の好セーブに阻まれる。

 両チームともチャンスを作りながら決め手を欠きスコアレスで前半を折り返す。
 
 試合が動いたのは67分、清水が得た左CKからだった。交代出場の西澤健太がキッカーを務め、中央の片山瑛一へ供給。一度はGKのポープ・ウィリアムに掻き出されるが、こぼれ球を拾ったヴァウドがグラウンダーのパスを折り返す。最後はゴール前に詰めていた原が押し込み、清水が先制に成功した。原は清水移籍後のリーグ戦初ゴール。2017年のアルビレックス新潟時代以来のリーグ戦2得点目となった。

 ビハインドを背負った大分は、渡邉新太、羽田健人、伊佐耕平を続けて投入し逆転を狙う。長沢を狙ったロングボールから得点チャンスを伺うものの、GK権田のファインセーブもあり、最後まで清水ゴールを割ることが出来ず、タイムアップを迎えた。

 この結果、2試合ぶりの白星となった清水は勝点を22に伸ばし、大分は同13のまま。

 次節、清水は7日に天皇杯3回戦のいわてグルージャ盛岡戦を行ない、11日に敵地で徳島ヴォルティスと対戦。大分は同じく天皇杯の福井ユナイテッド戦後、10日にホームで浦和レッズを迎え撃つ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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