「ウクライナに対する侮辱だ」英代表指揮官が不快感を示した理由は? 「理解できない」

2021年07月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

4選手が累積警告リーチ

周囲の楽観ムードに釘を刺したのがサウスゲイト監督だ。(C)Getty Images

 決勝進出に向けて有利な立場にあるとみられている。それゆえに、先を見越した戦いを狙うとの見方もある。だが、イングランド代表を率いるガレス・サウスゲイト監督は、目の前の試合に集中していると強調した。

 スリーライオンズ(イングランド)は7月3日の準々決勝でウクライナと対戦する。ラウンド・オブ・16でドイツを倒してきたイングランドに対し、ウクライナはグループステージを3位グループの最下位で突破したチーム。イングランド有利の声は大きい。

 そんな状況で迎えるウクライナ戦で、イングランドはフィル・フォデン、ハリー・マグワイア、デクラン・ライス、カルビン・フィリップスの4選手が累積警告リーチだ。そのため、準決勝で出場停止となることを避けるべく、彼らを温存する可能性もささやかれている。

 だが、その点について問われた指揮官は、米スポーツチャンネル『ESPN』で「本当にその論拠が理解できない。戦略的にということだろうが、準々決勝でそんなことをする国が世界にあるとは思えない」と話した。

「われわれは明日のことに集中しなければいけない。それ以外を考えるのは大きな過ちだろうし、ウクライナに対する侮辱にもなると思う」

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 サウスゲイトは「だから、イエローカードに基づいた決定は一切しない」と続けている。

「グループステージ最終節は突破が分かっていたが、今は勝つために戦うんだ。全員が起用できる状態でなければならない」

 暑さを懸念する声についても、サウスゲイトは「クロアチア戦ほどではないと思うし、日も沈む」と、心配していないと強調した。

「われわれはそういうコンディションをコントロールするのに慣れているはずだと思う。うまくボールを使うのが重要になるだろうね」

 チェコ対デンマークの勝者と対戦する準決勝に、イングランドは進むことができるだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
 
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