「離れるのが嫌で沢山泣きました」田中碧、海外移籍決断の背景を明かす…サポーターへ“川崎愛”あふれる熱い思いも吐露!

2021年07月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

「僕は川崎フロンターレで全てを学びました」

海外での初挑戦に至った経緯を長文で明かした田中。(C)SOCCER DIGEST

 川崎フロンターレからドイツ2部デュッセルドルフへの期限付き移籍が発表された田中碧は、7月2日、自身のインスタグラムを更新。サポーターへのメッセージを投稿した。

 東京五輪のメンバーにも選出されている22歳は、川崎の下部組織出身。2018年に20歳でJ1デビューを果たすと、着実にチームの主軸として成長。19年にはベストヤングプレーヤー賞を受賞し、昨シーズンはリーグのベストイレブンにも選出された。

 今シーズンもこれまで20試合に出場し、チームに貢献してきた田中は、まずデュッセルドルフに期限付き移籍することを報告したのち、「シーズン途中のなか移籍してしまったこと、皆さんの前でご挨拶できなかったこと申し訳なく思ってます」(原文ママ)と綴っている。

 そして、「僕は川崎フロンターレで全てを学びました。このエンブレムをつけてから14年半沢山の経験をさせてもらい成長させてもらいました。家族、チームメイト、コーチ陣、サポーターなどたくさんの方々の支えがあってここまでこれました」と感謝を述べたうえで、「日本を代表するボランチの先輩方とプレーできたことが自分をとても成長させてもらいました。それと同時にそういう存在を超えなきゃいけないと思いました」としている。
 
 さらに自身の目標として、「W杯で活躍することがプロサッカー選手だと思ってます」と掲げ、そのために今回の決断に至った心情も明かした。

 その一方で、「このチームを離れるのが嫌で沢山泣きましたけどこの決断を肯定できるように結果を残し続けてきます」という古巣への熱い思いを吐露した田中は、「今まで大変お世話になりました。本当にありがとうございました。楽しかったです」と660文字超の長文メッセージを締めくくっている。

 この投稿に、先輩である中村憲剛さんは「『全て自分次第』の意味を理解しているアオの今後、楽しみにしてます」、川崎の小林悠は「アオ!頑張れ!」と激励を送り、一足先に海外でプレーしている守田英正は「やるぞ」とコメント。また、デュッセルドルフで同僚となる、日独ハーフのアペルカンプ真大も反応し、両手を挙げて祝福する絵文字を3つ残している。

 デュッセルドルフの発表によれば、来シーズンの撮影に参加した田中は、1日にはドイツを離れ、東京五輪参加のために帰国しているという。オリンピックを経て、海外でのプレーに臨むことになる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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