「日本のメディアは我々を無視」W杯最終予選で同居した中国の反応は?「もはや敵と見なしていない」

2021年07月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

「オーストラリアとサウジアラビアを主な対戦相手として挙げただけ」

日本と中国が対戦するのは19年12月のE-1選手権以来となる。(C)Getty Images

 2022年のカタール・ワールドカップ出場権を懸けた、アジア最終予選の組み合わせ抽選会が7月1日に行なわれ、日本はオーストラリア、サウジアラビア、中国、オマーン、ベトナムと同じグループBに入った。

 難敵のオーストラリアやサウジアラビアとともに警戒が必要なのが、ブラジルからの帰化選手を揃えて強化を進める中国だ。

 その中国のメディアは、組み合わせ結果を受けた日本の報道に注目。ポータルサイト「ソーフー」が、「中国代表は日本チームに無視されたのか? 日本のメディアは、対戦相手について我々には触れなかった」と題した記事を掲載している。

「12チームによる最終予選の結果が決まった後、日本のメディアのほとんどは基本的にオーストラリアとサウジアラビアを主な対戦相手として挙げただけで、中国が見出しに入るのは難しかった。日本から見れば、中国、ベトナム、オマーンはグループの弱者であり、彼らに問題を引き起こす存在ではないのだ」

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 記事は、「前回、中国が日本を破ってから23年が経った。日本はもはや我らが代表を敵と見なしていない。したがって、日本のメディアが中国を無視し、オーストラリアとサウジアラビアについてのみ伝えた理由を理解している」と続けている。

 ただ、「中国のファンは、日本に対する中国のパフォーマンスを見たいと強く望んでいる」という。今年3月の日韓戦で快勝し、W杯のアジアニ次予選ではゴールラッシュで圧倒した森保ジャパンとどこまで渡り合えるか、楽しみにしているようだ。

 注目の日中戦は、9月7日の第2節が中国ホーム、来年1月27日の第7節が日本ホームで開催される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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