東京五輪でコロナ禍の特例措置! 登録メンバー22名に引き上げ、試合成立には選手7人、コーチ1人が必要。不成立時は0-3敗戦に

2021年07月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

「プレーヤーズファーストの観点では良いと思う」

東京五輪の登録メンバーが22人に引き上げられる。(C)JFA

 コロナ禍で行なわれる東京五輪では、登録メンバーが18人から22人に引き上げられるという。

 7月1日、日本サッカー協会の反町康治技術委員長は「正式に発表されるのは今後になると思うが」としながらも、メールで事前の通知が来たとして、以下のようにその概要を説明した。

「噂は飛んでいたが、東京五輪の例外的な措置として、(登録メンバーは)22名になる。例えば、南アフリカ戦に、22名のなかから18名を選ぶ。残りの4名はスタンド観戦。次のメキシコ戦では22名から18名を選ぶ。試合ごとに22名のなかから選べる。サブが7名。そういう形で今回は進められる」

 かねてより、18人の登録メンバーに加え、GK鈴木彩艶、DF町田浩樹、瀬古歩夢、FW林大地の4人のバックアップメンバーも選出している。その4選手も18人と同様に扱われるという。

 また、反町技術委員長は「試合の成立には7人以上の選手と最低1名のコーチが必要。不成立の場合は0-3負けとなる」ことも併せて発表した。
 
 同日のワールドカップ・アジア最終予選の組分け抽選会後に会見を行なった森保一監督は、「日本にとっても良い条件。選手たちのことを考えると、怪我のリスクも低くなるし、プレーヤーズファーストの観点では良いと思う」と評価。

 さらに、登録メンバーが増えても「変わりはない」と断言しこう続けた。

「バックアップというのは引っかかっていた」として、「もともと18人プラス4人というよりも、22人で戦うということ。いろんな想定のなかで、4人を選んでいます。どういう形で入れ替わっても、最善になるように考えている」と先日発表した18人プラス4人のメンバーに変更はないという。「アクシデントが起こったら次のメンバーを考えるが、今はこの22人で考えています」

 東京五輪に臨むU-24日本代表は、7月12日のU-24ホンジュラス戦、同17日のU-24スペイン戦、ふたつの国際親善試合を行ない、22日に南アフリカとの東京五輪初戦を戦う。 

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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