「ライバルと対決」最終予選で日本と対戦するオーストラリアのメディアは、組分けに喜色満面「中東への遠征は最低限に」

2021年07月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

「彼らの幸運を考えると…」

グループBを首位通過したオーストラリア代表。(C)Getty Images

 アジアサッカー連盟(AFC)は7月1日、カタール・ワールドカップのアジア最終予選の組み合わせ抽選会を行なった。ポット1の日本代表は、グループBに振り分けられ、オーストラリア、サウジアラビア、中国、オマーン、ベトナムと同居することとなった。

 最終予選は6か国ずつの2グループに分かれて行なわれ、各組上位2か国が、W杯本大会出場権を得る。また、各組の3位が大陸間プレーオフ進出をかけ、アジアでのプレーオフ(4次予選)を行なうことが決まっている。日本が振り分けられなかったグループAには、イラン、韓国、アラブ首長国連邦(UAE)、イラク、シリア、レバノンが決定している。

 日本との対戦が決まったオーストラリアのメディア『The World Game』は、「サッカルーズ(オーストラリア代表の愛称)はW杯を目指すファイナルステージで、宿敵である日本との対戦が決まった」と伝えている。
 
 また、現地メディア『Sporting News』は、「いくつかの中東への遠征は避けられた」と胸をなでおろしている様子だ。

「最終予選では、結果として有利な抽選を手にしたといえる。いくつかのトリッキーな遠征を避け、同じ地域のライバルである日本との直接対決を控えることとなった。

 オーストラリアは日本と並んでグループBを突破する有力候補となっているが、サウジアラビア、好調な中国との厳しい戦いが強いられることが予想される」

 また、同じポット2だった韓国の"不運"にも言及した。

「最終予選に参加する12か国のうち7か国が中東地域に属するなか、サッカルーズは中東へのさかんな遠征を避けることができたと喜ぶべきだろう。彼らの幸運を考えると、サッカルーズと同じポット2に入った韓国は、すべての試合を中東地域で行なわなければならない」

 最終予選の試合は9月2日からスタートし、来年3月29日まで続く。日本対オーストラリアの対戦は、大きな注目を集めることになりそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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