ガンバ松波監督はACL第3戦で「勝点3を」目指す!対戦相手の印象は「非常に粘り強く戦います」

2021年07月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

主砲パトリックは2試合、3ゴールと好調

「タイリーグもすごくレベルが上がっています」と警鐘を鳴らす松波監督。(C)2021 Asian Football Confederation (AFC)

 ガンバ大阪の松波正信監督はアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の第3戦、タイのチェンライ・ユナイテッド戦の前日会見を行ない、必勝を誓った。

 ACLに参戦中のG大阪は、ウズベキスタンで集中開催となったグループHで1勝1分で得失点差で首位に立つ。

 そんな現状に、指揮官は「グループリーグで今勝点が近い状況でもありますし、第3戦、第4戦と同じチームとの戦いになりますので、まずこの第3戦でしっかり勝利して勝点3を取って、第4戦を有利に進められるようにと思っています」と意気込みを語る。

 対戦相手のチェンライ・Uは初戦こそ韓国の全北現代に1-2で敗れたものの、2戦目のシンガポールのタンピネス・ローバーズFC戦を1-0でモノにして勝点3でG大阪を追走している。

 そんなチェンライ・Uについては、「2試合見ましたけど非常に粘り強く戦いますし、一人ひとりの力はタイリーグもすごくレベルが上がっていますので、決して名前だけで戦えるわけではない。しっかりと準備して明日の試合に臨みたいと思います」と最大限の注意を払う。
 
 特に警戒するのは前節の全北戦でも前半17分までに2失点してしまった試合の入り方だ。

「ゲームの入りの部分は、しっかりリスクを冒さないようにまずは失点をしないというところは意識していかないといけない。失点シーンは細かいポジショニングのところだと思うので、そこはすでに修正できていると思います。ゲーム全体としてしっかりリスクを冒さずにいきたい」と昨季のJ1リーグで2位に入る原動力となった堅守の復活を目論む。

 G大阪は今季のJ1リーグではコロナ禍での出遅れもあってか、得点数7に対して、失点は倍の14と攻守が噛み合わない苦しい戦いが続いている。

 しかし、バブル内での共同生活がそんな溝を埋めているのか、ACLでは粘り強い守備に攻撃陣も得点で応え、主砲のパトリックは2戦3ゴールと好調だ。

 そんな攻撃陣について松波監督は、「ゴールに向かう所はチーム全体が意識してできているし、チャンスで決めてくれているストライカーがいる、いないでは、いくらチャンスを作っても試合を動かすことが出来ないので、やはりパトリックだけではなくレアンドロ、宇佐美を含めて、宇佐美に関してはゼロですけれど、スコアラーがいることはチームにとっては心強いです」と期待感を口にした。

 中2日で6試合を行なう過密日程ながら、序盤で躓いた今季のG大阪にとっては、チームを成熟させるには格好の場ともなりそうだ。

 注目のG大阪ACL第3戦は、日本時間7月2日に日付けが変わった直後の午前1時にキックオフされる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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