「信じられない」名手ミュラー、痛恨の絶好機逸が反響! 「どうやって外したんだ…」 

2021年06月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

元代表監督クリンスマンは「決めるべきだった」

同点にする絶好機を逃し、頭を抱えるミュラー。(C)Getty Images

 先制点を挙げたラヒーム・スターリングは、自分のミスに頭を抱えた。それほどの絶好機をドイツにプレゼントしてしまったからだ。だが直後、スターリングは胸をなでおろすことができた。トーマス・ミュラーがチャンスを生かせなかったからだ。

 6月29日のEURO2020ラウンド・オブ16、ドイツ代表はイングランド代表に0-2で敗れた。ヨアヒム・レーブ監督のチームにとって痛手だったのが、1点を追っていた81分に訪れた千載一遇の機会にネットを揺らせなかったことだ。

 スターリングの中途半端なバックパスでボールを手にしたカイ・ハベルツがスルーパスを出し、抜け出したミュラーがGKジョーダン・ピックフォードと1対1になりながらも、シュートをポストの横へと外してしまった。

 そしてこのミスから5分後、ドイツはハリー・ケインに今大会初ゴールを許して2点のビハインドを背負い、そのまま敗北。4大会ぶりにベスト8を逃した。

【動画】「あれはイングランドがすることだ」名手ミュラーの信じられない決定機逸はこちら

 英紙『Daily Mail』によると、元ドイツ代表のレジェンド、ユルゲン・クリンスマンは、英公共放送『BBC』で「ミュラーであってほしかった」と、絶好のチャンスを生かせなかった後輩に言及している。

「彼は困難においてドイツをけん引してきた選手だ。だが、あれを外してしまった。決めるべきだったのは本人も分かっている。ピックフォードが本当にうまく耐えた。ああいうちょっとしたことが試合を決めるんだ」

 当然、SNSでも勝負強いミュラーのシュートミスには驚きの声が上がっている。

「どうやって外したんだ。あれはビッグチャンスだった」
「まだ信じられない。あれは普段イングランドがすることだ」
「30年以上にわたってサッカーに関して学んできたすべてに反するミスだ」
「ピックフォードが大好きだ。ミュラーが外した場面での彼のリアクションは素晴らしかった」

 データサイト『Opta』によると、ミュラーにとってこの日はワールドカップとEUROの主要大会で連続26試合目の出場だった。メスト・エジルに並ぶドイツの最長記録だ。その記念の一戦は、ミュラーにとって忘れることのできない悔しい試合となった。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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