ポグバのミスを責め、エムバペを「ごう慢」呼ばわり…フランス代表の家族がスタンドで大口論!

2021年06月30日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

息子の代理人も務め、パリSG時代は契約延長を巡りゴタゴタも

現地観戦していたラビオ(左)の母が、失点に繋がるミスを犯したポグバ(右)らへ不満を露わにした。(C)Getty Images

 世界王者がベスト16という早い段階で大会から姿を消した要因は、様々だ。確かなのは、失点のきっかけとなったボールロストをした選手や、最後にPKを失敗した選手だけの責任ではないということだ。

 現地時間6月28日のEURO2020ラウンド・オブ16で、フランスはスイスに敗れた。

 後半途中までにポール・ポグバらの得点で3-1と2点をリードしたレ・ブルーだが、1点を返されて迎えた90分、ポグバが中盤でボールを失うと、マリオ・ガブラノビッチに同点弾を献上。その後延長を経て突入したPK戦で、最後の5人目のキッカーを務めたキリアン・エムバペが、GKヤン・ゾマーに阻まれて涙をのんだ。

【動画】最後はエムバぺが痛恨のPK失敗…世界王者フランスが衝撃の敗戦

 3年前のワールドカップに続く主要大会連覇を目指していたフランスだけに、関係者の誰もがショックを受けているだろう。ただ、アドリアン・ラビオの母は、その怒りを間違えた形でぶつけてしまったようだ。

 現地『RMC』の報道として、イタリアやイギリスのメディアなどが伝えたところによると、スタンドで観戦していたラビオの母が、ポグバやエムバペの家族を非難し、口論していたという。ポグバのボールロストを責め、エムバペを「ごう慢」呼ばわりしたとのことだ。
 
 ラビオ母の怒りに、エムバペの両親も憤慨。両者が言い争い、同じく観戦していた他選手たちの家族は、その光景にさらにショックを受けていたという。

 ユベントスMFの母が激しい気質と強烈な個性の持ち主であるのは知られている。息子の代理人も務めており、パリ・サンジェルマン時代は契約延長を巡るクラブとの衝突がたびたび話題となった。

 ただ、愛息を守るために契約延長交渉でクラブと闘うのと、誰もが望まない敗退を受けてチームメートを非難するのは別物だ。何より、ラビオ本人が望まないことではないだろうか。

 傷が癒えるには、まだ時間がかかる。その間も、メディアによる"裁判"は続くだろう。ラビオの母は、騒ぎを大きくする燃料を投下してしまったかもしれない。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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