スコットランド１部のセルティックが、東京五輪代表DFの板倉滉を今夏の獲得候補にリストアップしているようだ。現地紙『Daily Record』が28日付けで報じている。

　横浜F・マリノスの元指揮官であるアンジェ・ポステコグルーが新監督に就任した同クラブでは、「獲得候補リストの上位に、コウ・イタクラの名前がある」としている。

　セルティックは昨シーズン、同リーグの９連覇をレンジャーズに阻まれ、来季はタイトル奪回を狙うために補強が必要とされており、そのうちのひとつがCBであるという。
 

「昨シーズンに既存の選手たちが苦戦していたことからもわかるように、セルティックのようなチームにとって、攻撃を仕掛けることができ、ピッチの高い位置でのプレーに慣れているセンターバックは非常に重要だ。板倉にはその能力があると評価している」

　また、ポステコグルー監督にとっても「板倉はセルティックにとってのいくつかの条件を満たしており、新たな指揮官もよく知った存在である」とも評している。

　現在、24歳の板倉は、2019年１月に川崎フロンターレからマンチェスター・シティに移籍し、加入と同時にオランダ１部フローニンヘンにレンタル。２年半プレーしていた。

　同クラブのダニー・バイス監督は、今季終了の際、「彼の成長ぶりを見れば、彼は我々ともう１シーズン過ごすことはないだろう。心苦しいが、この夏、コウはとても良い移籍をすると思う」とコメントしている。

　ポステコグルー監督の就任により、セルティックはオナイウ阿道の獲得に動くという報道も現地では流れている。今後の動向が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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