ロシアで観戦したフィンランド人サポーター、300人の新型コロナ感染が判明。準々決勝は予定通り開催か

2021年06月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

サンクトペテルブルクでベルギー戦を観戦

帰国後に300人の感染が判明したフィンランドのサポーター。(C)Getty Images

 現地時間6月28日、フィンランドの保健福祉研究所は、EURO2020の観戦のためにロシアのサンクトペテルブルクを訪れたサポーターに、「約300人の新型コロナウイルス感染が確認された」と発表した。

 マリン首相の声明によれば、グループステージのベルギー対フィンランド戦を観戦した約3000人がサンクトペテルブルクに移動。このうち、800人程度は陸路での移動のため、新型コロナウイルスの検査や、隔離をすり抜けているという。当局は、帰国後に少なくとも72時間は隔離を続け、検査で陰性を確認すべきと掲示している。
 
 7月2日には準々決勝が開催されるサンクトペテルブルクだが、都市では新型コロナウイルスの変種株(デルタ株)の感染数が急上昇しており、28日には1日の死者数が過去最多を更新した。だが、欧州サッカー連盟(UEFA)は大会の中止は考えていないという。

 当日はスタジアムの収容人数は半数に制限され、2万6000人が観戦する見通しとなっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事