「誰も彼を非難しない」元アイルランド代表FWがベイルの“大御所ぶり”に苦言!C・ロナウドの“姿勢”と比較し…

2021年06月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ガレスに向かって大声で叫ぶウェールズの選手はいない」

ウェールズは決勝トーナメント1回戦で敗退。大黒柱のベイルは、今大会ノーゴールに終わった。(C)Getty Images

 元アイルランド代表FWトニー・カスカリーノが、ウェールズ代表FWガレス・ベイルを酷評している。英ラジオ局『talkSPORT』が6月28日付けで伝えた。

 26日にEUROの決勝トーナメント1回戦でデンマークと対戦したウェールズは、守備陣が崩壊し、0-4で完敗。2大会連続のベスト8進出はならなかった。

 これに対し、現在『talkSPORT』で司会を務めるカスカリーノは、キャプテンでもある大エースを批判。オフ・ザ・ボールの動きを、かつてベイルがレアル・マドリーで共闘したクリスチアーノ・ロナウドと比較し、厳しい意見をぶつけている。

「監督はガレスを起用すると明言しているが、それは当然のことだ。彼はボールを持っているときには脅威となるからね。ただ、ガレスとロナウド、どちらがボールを持っていないときに頑張るか? ロナウドはドイツ戦でゴールを奪った際には、相手コーナーから90ヤード(約82メートル)もの距離を駆け抜けた。彼はガレスよりもはるかに努力していると言えるだろう」

 さらに、その"大御所ぶり"もマイナスに働いていると指摘する。
 
「試合中にガレスに向かって大声で叫ぶウェールズの選手はいないだろう。キャリアの中で非常に多くのことを成し遂げてきた彼は、"台座"の上にいるからね。誰も彼を非難しようとはしない」

 完敗したデンマーク戦直後のインタビューでは、代表での将来に関する質問が出ると、不機嫌そうに途中で打ち切ったベイルだが、母国テレビ局『S4C』の取材に対応した際には、「僕はプレーを続けたい。くだらない質問をされることもあるが、僕はウェールズ代表としてプレーすることが大好きだ。僕はサッカーをやめるその日まで、ウェールズのためにプレーするつもりだよ」と、代表引退を否定した。

 カタール・ワールドカップの予選で、チームを二度目の本大会出場に導き、周囲の雑音を一蹴することができるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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