セレッソ大阪は６月27日、アジア・チャンピオンズリーグのグループステージ第２節で香港の傑志と対戦し、２-１で勝利した。

　ポゼッションで上回るC大阪が序盤からペースを掴む展開。やや引き気味に構える傑志に対し、自分たちのリズムでパスを回しながら攻撃の糸口を探っていく。

　18分には対角線上のロングボールを受けたアダム・タガートが力のこもったシュートを放つ。しかしこれは枠を捉えきれない。

　ボールを握りながらゲームを進めるC大阪だが、守備に人数を割く敵の分厚い守備網をなかなか崩し切れない。38分には深い位置まで侵入した松田陸が鋭いクロスを供給も、中で待つA・タガートには合わず。

　攻めあぐねていたC大阪は一瞬の隙を突かれて失点。38分、左サイドを突破され、最後はデヤン・ダムヤノビッチのゴールを許してしまう。前半は１点ビハインドで折り返す。

　迎えた後半、まずは同点としたいC大阪は懸命に攻め込むも、対人に強く、簡単に穴を作らない傑志の堅牢な守りに手を焼く。
 

　苦しい時間が続いていたが、69分、C大阪がようやく試合を振り出しに戻す。前半から再三に渡り、右サイドから好機を作っていた坂元達裕がクロスを供給。これは相手GKにストップされるが、A・タガートがこぼれ球を押し込んで１-１とする。

　その２分後、チアゴが強烈な右足のミドルシュートをねじ込み、C大阪が逆転に成功。チアゴは初戦に続き、これで２試合連続ゴールとなった。

　その後はしっかりとリスクマネジメントしながらゲームを終わらせたC大阪が２-１で勝利。２連勝でグループ単独首位に立った。

　勝点６としたC大阪は、30日にタイのポートFC（GS第３節）と対戦する。

構成●サッカーダイジェストweb編集部

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