アザール弟のゴラッソでベルギーが列強対決を制す! C・ロナウドが不発のポルトガルは連覇の夢が潰える【EURO決勝T1回戦】

2021年06月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

前回王者とFIFAランク1位が激突

圧巻のミドルを叩き込み、兄エデン(10番)に駆け寄るトルガン・アザール(16番)。(C)Getty Images

 現地時間6月27日に開催されたEURO2020の決勝トーナメント1回戦で、前回王者のポルトガル(F組3位)と、FIFAランク1位のベルギー(B組1位)がセビージャで相まみえた。

 序盤は両軍とも慎重な戦い方だった試合は、20分過ぎからポルトガルがややペースを握り、25分にはクリスチアーノ・ロナウドがFKを放つが、GKクルトワのセーブに阻まれる。

 ベルギーは37分、右WBのムニエがデ・ブルイネとのワンツーから右足のアウトサイドで狙うがシュートは枠を捉えられない。

 試合が動いたのは42分だった。左サイドでボールを受けたトルガン・アザールがペナルティエリアの外から無回転のゴラッソを叩き込み、均衡を破る。

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 リードを奪ったベルギーだが、後半開始早々にデ・ブルイネが負傷。メルテンスとの交代を強いられる。

 すかさずポルトガルは55分にベルナルド・シウバとモウチーニョを下げて、ブルーノ・フェルナンデスと今大会初出場となるジョアン・フェリックスを投入。ここから攻勢を強め、61分にはJ・フェリックスがヘディングシュートを放つが、クルトワに横っ飛びでキャッチされる。

 その後も前回覇者が一方的の押し込み、82分にはCKからDFディアスがドンピシャのヘッドで狙うもクルトワの正面。その1分後のゲレイロのシュートはポストに嫌われる。

 結局、虎の子の1点を守り切ったベルギーが2大会連続でベスト8に進出。7月2日に開催される準々決勝でイタリアと対戦することになった。

 一方、グループステージで3試合連続ゴールのC・ロナウドが不発に終わったポルトガルは連覇の夢がここで潰えた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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