ACL、日本勢が初戦全勝の好発進! 10年ぶりに出場全チームのグループステージ突破なるか

2021年06月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

川崎は開始早々に先制され二度リードを許す展開も、逆転勝ちで好スタート

今シーズンのACLに出場する4チーム。左上から時計回りに、レアンドロ・ダミアン(川崎)、柿谷曜一朗(名古屋)、パトリック(G大阪)、清武弘嗣(C大阪)

 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は日本時間の6月27日、グループステージI組の川崎フロンターレ対大邱FCが行なわれ、川崎が3対2で勝利を収めた。これで日本勢は出場全チームが初戦で勝利を挙げ、好調なスタートを切った。

 まず大会が開幕した22日に登場したのが、名古屋グランパス。マレーシア王者のジョホールに苦戦をしたものの、阿部浩之のゴールで1対0と勝利した。続いて24日にはセレッソ大阪が広州FCを2-0と撃破。奥埜博亮とチアゴのゴールで勝ち切った。

 25日にはガンバ大阪がシンガポールのタンピネス・ローバーズFCを相手にパトリック、レアンドロ・ペレイラのゴールで2-0と競り勝ち、さらに名古屋は浦項スティーラーズとの第2戦も消化し、柿谷曜一朗のミドル弾とマテウスの2発で3-0と快勝。2連勝を飾っている。
 
 そして日本時間の27日、大邱FC戦で初戦を迎えた川崎は、開始8分に先制を許す苦しい展開。40分にレアンドロ・ダミアンのオーバーヘッド弾で同点に追いつくも、後半立ち上がりに再びリードを許してしまう。しかし、51分に三笘薫のチャンスメイクからL・ダミアンの2点目で追いつくと、55分にもCKからジョアン・シミッチが決めて逆転に成功。苦しみながらも3-2で勝利を収めた。

 この結果、日本勢はACLの初戦を全勝とし、グループステージ突破へ好発進を切っている。日本勢の出場全チームがグループステージ突破となれば、2011年シーズンにC大阪、G大阪、名古屋、鹿島が揃って突破して以来、10年ぶりとなる(2020年は鹿島がプレーオフで敗れて本選に出場できず、他3チームが本選で決勝トーナメント進出)。

 2018年に鹿島が制して以来、アジアタイトルから遠ざかっている日本勢。今シーズンの躍進に期待したいところだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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