マンチーニ采配ずばり!延長戦で2発のイタリアがオーストリアとの激闘を制し、4大会連続の8強入り【EURO決勝T1回戦】

2021年06月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

アルナウトビッチが65分にネットを揺らすも…

105分に貴重な追加点を奪ったペッシーナ。(C)Getty Images

 現地時間6月26日、ロンドンのウェンブリーで開催されたEURO2020の決勝トーナメント1回戦で、イタリア(A組1位)とオーストリア(C組2位)が対戦した。

 試合は立ち上がりから、両チームが積極的に攻め合う展開。徐々にイタリアがペースを握り、16分には、バレッラが左サイドからのグラウンダーのクロスを捉えて惜しいシュートを放つも、GKベヒマンに足で防がれる。

 32分にインモービレの強烈なミドルがポストに阻まれると、たびたび効果的な攻撃参加を見せていたスピナッツォーラが狙った43分のシュートもGKに阻まれる。

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 後半に入るとオーストリアが攻め込む時間帯も増え、65分には主砲アルナウトビッチがヘディングでネットを揺らすが、VAR検証の末にオフサイドとなる。

 終盤は再びイタリアが攻勢を強めたものの、堅牢を崩せず、試合は今大会初の延長戦に突入する。

 ついに均衡が破れたのは95分だった。スピナッツォーラのパスを受けた84分に投入されたキエーザが、DFをかわして左足でシュートを叩き込み、イタリアが先制点を奪取。さらに105分にも、同じく途中出場のペッシーナのゴールで加点し、リードを広げる。

 114分にCKからカライジッチのヘッドで被弾し、今大会初失点を喫したものの、イタリアが2-1で勝利。マンチーニ監督の采配が的中し、4大会連続のベスト8進出を決めた。

 7月2日に開催される準々決勝では、ベルギーとポルトガルの勝者と対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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