「世界最高の監督だ」ローマの英雄トッティがモウリーニョに賛辞! 指揮官の反応は…

2021年06月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

「4年遅れで来ることになったのが残念だ」

ローマの監督に就任したモウリーニョ(右)に、レジェンドOBトッティ(左)が最大級の賛辞を送った。(C)Getty Images

 偉大な監督と偉大な選手がコンビを組んでいたら…ファンがそう思ったケースは少なくない。ジョゼ・モウリーニョとフランチェスコ・トッティも、その一例と言えるだろう。
 
 周知のように、モウリーニョは新シーズンからローマで指揮を執る。だが、ローマひと筋でキャリアを終えたバンディエーラ(旗頭)は、もういない。2017年、トッティは現役続行を望みながらも愛するクラブで選手人生を終えることを選んだ。

 2008年から2年にわたってインテルを率い、イタリア史上初となる3冠を達成したモウリーニョは、当時セリエAでローマと激しくしのぎを削っていた。当時から、モウリーニョとトッティは互いをリスペクトしていたようだ。そして、その想いは変わっていない。

 イタリア衛星放送『Sky Sport』によると、トッティはモウリーニョについて問われると、「われわれは世界最強の監督を獲得した」と述べている。

「彼に指導してもらいたかった?もっと若いときに、イエスだね」
 
 これを受け、モウリーニョは自身のインスタグラムで「フランチェスコ、君の言葉に感謝する」と返した。

「4年遅れで来ることになったのが残念だよ。君を指導したかった。カピターノ(キャプテン)よ」

 モウリーニョはOBを重視し、クラブとチームの間を取り持つ存在を入閣させることが多いが、少なくとも現時点でトッティがローマに戻ってくることはないようだ。トッティは「ローマのだれとも話していない」と明かしている。

「自分の役割は(今のローマに)ないだろう。クラブからの連絡を待つか?携帯電話は電源を切っているんだ」

 アイドルがクラブの顔となり、"スペシャルワン"の下でチームが栄光をつかむ姿を見たいと願うサポーターは多いだろう。だが当面、強烈な個性とカリスマを持つ2人がローマの地で一緒に仕事することはなさそうだ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事