磐田MF伊藤洋輝、ドイツ1部シュツットガルトに期限付き移籍が決定! 敏腕SDは「飛躍できる」と高評価

2021年06月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

U-21チーム所属からスタート

初の海外挑戦に向かう伊藤。シュツットガルトはドイツの名門だ。 写真:滝川敏之

 現地時間6月23日、遠藤航が所属するドイツ1部シュツットガルトは、J2リーグのジュビロ磐田に所属する伊藤洋輝が加入することを発表。同時にジュビロ磐田も、期限付きで移籍することを発表した。レンタル期限は2022年6月30日まで、買取オプションの有無は明らかにされていない。

 シュツットガルトの公式HPによれば、伊藤はドイツに渡ってメディカルチェックなどを経て契約を結び、まずU-21チームに所属することになるという。様子を見てトップチームに昇格する見込みのようだ。

 伊藤の加入について、かつて香川真司を見出し、遠藤航も引き抜いたスベン・ミスリンタートSDは「サッカー面でもフィジカル面でも、中期的に我々のプロチームの一員として飛躍するために必要な条件を備えている。まずU-21チームを経て、ヨーロッパのサッカーに慣れていくことになるだろう。彼のメンタリティーからして、すぐにそれが実現できると確信しており、一緒に仕事をするのが楽しみ」とコメント。

 伊藤は磐田の下部組織出身で、2017年にトップチーム昇格。身長188センチと大型のレフティだ。2018年にプロデビューを飾り、名古屋へのレンタルなどを経て成長し、今シーズンはJ2リーグ18試合に出場している。
 
 自身初の海外クラブでの挑戦を決めた伊藤は、クラブの公式HPを通じて「J1昇格を目指すなか、自分の夢、目標を優先し、このタイミングでチームを離れることを了承してくれたクラブの方々に感謝申し上げます」とコメントを発表。「その責任を自分自身の大きなモチベーションにし、クラブ関係者、サポーターの方々の期待に応えられるよう、必ず結果を残します」と意気込みを明らかにしている。

 今回の報告に併せて、入籍の報告も行なった伊藤は、7月3日のJ2リーグ第21節アルビレックス新潟戦を終えた後にドイツに渡るという。

 東京五輪世代でありながらも、18人のメンバー入りを逃した22歳。新天地での躍動に期待したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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