「クロップが決断する」南野拓実のリバプール残留は、PSMでのプレーぶりで決定? 現地専門メディア報道

2021年06月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

「PSMで見てみたいとクロップ監督が望んだ」

キルギス戦を前に日本代表の活動から離脱した南野。それもクラブの計画の一部だったようだ。(C)Getty Images

 昨シーズン後半はリバプールからのレンタルでサウサンプトンで過ごした日本代表FW南野拓美は、来シーズンの去就が注目されている。

 ラルフ・ハーゼンヒュットル監督が率いるサウサンプトンが買い取りを希望しているとも報じられているが、リバプールはこれを拒否したとされる。

 現地専門メディア『This is Anfield』によれば、この決断はユルゲン・クロップ監督の意志によるものだとしている。

「クロップ監督は、日本代表活動を終えた南野をプレシーズン中に評価し、18番の将来を決定することになるだろう。彼にとっては非常に重要なプレシーズンになる。

 サウサンプトンで9試合に出場し、2ゴールを決めた26歳の彼は、ミャンマー、タジキスタン、セルビアとの試合に参加して3ゴールを挙げた。しかし、クラブの事情のためにキルギス戦を前に離脱している」
 
 南野が日本代表から離れる際、「クラブ事情のため」と公表されていたが、これも「プレシーズンに向けて十分な休養を取るために計画されていたこと」と指摘している。

「リバプールが活動を始めるのは7月12日であり、南野はその開始までに約1か月の休暇を取ることになった。レッズは南野を再びレンタルに出すことは考えていないようだが、永久的な移籍も否定していない。

 クロップ監督はかつて、南野について"長期的なプロジェクトに必要な人材"と評していた。その考えは、いまも変わっていない。彼はリバプールに残留するチャンスを与えられている。プレシーズンで、その価値を証明しなければならない」

 残留か、それとも移籍か。南野にとって勝負の夏が待っているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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