「マドリー復帰のハンデとなる」久保建英の五輪メンバー入りにスペイン・メディアが懸念「居場所を勝ち取るチャンスが…」

2021年06月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

「将来がまだ決まっていないプレーヤー」

五輪での活躍とともに新シーズンの去就も注目されている久保。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 6月22日、東京オリンピックへ挑むU-24日本代表の登録メンバー18人が発表された。

 エースとして期待される久保建英の選出に注目したのが、このレフティがプレーするスペインのメディアだ。

 全国紙の『MARCA』は「クボが日本のオリンピックチームを牽引。将来がまだ決まっていないプレーヤーは、東京で彼の国を代表して戦う」と掲載。次のように続けている。

「クボはやはり招集リストに名を連ねた。レアル・マドリーが保有する若手選手は、7月23日から8月8日までオリンピックに出場するため、8月の半ばまでマドリーのプレシーズンに参加できず、居場所を勝ち取るチャンスが複雑になる」

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 同じく『AS』紙も、五輪への参戦が、マドリー復帰の障害になると主張している。

「彼がマドリーのスカッドに加わるとしても、8月の半ばまで合流できない。これはカルロ・アンチェロッティ監督に対してのハンデとなる。イタリア人指揮官は、プレシーズンに彼をほとんど見ることなしに、マドリーに残るか、最近のシーズンのようにレンタルに出すかを判断することになる」

 五輪への参戦に関係なく、再レンタルが濃厚視されていた久保だが、これでマドリーへの復帰がますます厳しくなったというのが、現地の見立てのようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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