「一生に一度の経験」酒井宏樹が自国開催での五輪に意気込み「責任を噛みしめながら」

2021年06月22日 サッカーダイジェスト編集部

ロンドン五輪に続き、2度目の出場

自身2度目の五輪出場となる酒井。オーバーエイジとしての自覚をつづった。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 東京五輪に臨むメンバーが6月22日、森保一監督の口から発表された。オーバーエイジには、32歳の吉田麻也(サンプドリア)、28歳の遠藤航(シュツットガルト)とともに、31歳の酒井宏樹(浦和レッズ)が選出されている。

 酒井は選出を受けて、以下のようにコメント。

「サッカーU-24日本代表に選出されたことを大変光栄に思います。母国日本で開催される夢の舞台に出場できることは一生に一度の経験です。オーバーエイジで選ばれた責任を噛みしめながら、一戦一戦勝利に貢献したいと思います。

 また、コロナ禍の大変な状況の中、支えて下さるたくさんの関係者、ファン・サポーターの方々への感謝の想いを胸にプレーしたいと思っています。応援よろしくお願いします」

 12年のロンドン五輪に出場した酒井にとって今回が2度目の五輪となる。しかし国内開催となる今回は、特別な想いがある。もちろんオーバーエイジとしての重責も理解しており、強い覚悟を持っているようだ。
 
 A代表では国際Aマッチ65試合に出場し、昨季まではフランスのリーグ・アンで活躍していた酒井など国際経験が豊富なオーバーエイジについて、森保監督は頼もしさを感じている。

「ゲームがより安定して戦えるようになった。それは試合の映像を通しても確認することができましたし、想像していたことがスムーズにピッチ内で表現されていたかなと思っています」

 一方で反町康治技術委員長も「オーバーエイジが入ったことの相乗効果は、やっぱり全然違うなと感じています。それはピッチ上だけでなくピッチ外での経験値としても。酒井にしても、吉田にしても、遠藤にしても、日本のサッカーにオンじゃなくてオフのところでもプラスになる影響力があると思っています。それがU-24の世代には絶大な影響がある」と、ピッチ内外での貢献を望む。

 7月22日から開幕する東京五輪男子サッカー競技。金メダルを目指すチームにあって、オーバーエイジの活躍は大きな鍵になる。頼れる右SBに期待したい。

構成●サッカーダイジェスト編集部

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