「未来があるとは思えない」武藤嘉紀のニューカッスル復帰に現地ジャーナリストが激辛評価。「購入は失敗だった」

2021年06月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

ニューカッスルでは指揮官の「構想外」に

厳しい立場に立たされている武藤。(C)Getty Images

 プレミアリーグのニューカッスルが保有するFW武藤嘉紀について、現地紙『Shields Gazette』は、厳しい評価を下している。

 武藤は、2018年夏にブンデスリーガのマインツから、ニューカッスルに加入。当時950万ポンド(約12億5000万円)ををかけて獲得された。だが、加入後2シーズンのリーグ戦で決めたのは1得点のみ。昨夏には乾貴士が所属するラ・リーガのエイバルに期限付き移籍で加入したが、リーグ戦26試合出場で1ゴール・2アシストに終わった。

 エイバルとのレンタル契約は今月末で満了し、武藤は保有元であるニューカッスルにいったん戻る形となる。だが、スティーブ・ブルース監督の構想外であるため、再レンタルまたは売却が濃厚視されている状況だ。

 プレシーズンはニューカッスルのキャンプに参加するとされているが、武藤のプレミア復帰について、スペイン在住のジャーナリスト、ユアン・マクティア氏は「非常に厳しい」と現地メディア『This Is Futbol』に語ったと伝えている。
 
「シーズン終盤のエイバルで、武藤は定位置を確保できず、ほとんどプレーしていなかった。エイバルは、ラ・リーガの最下位に終わったチームだ。彼らの戦い方は常にボックス内にストライカーを配置するようなプレーをしていたにもかかわらず、得点はたった1ゴールのみだ。

 ラ・リーガの最下位になったチームでこれだけのことしかできなかった彼が、プレミアのニューカッスルで未来があるとは、とても思えない。正直、彼の購入はラファ・ベニテス下での失敗だったと言わざるを得ない」

 エイバルでも期待された成績を残すことができずに終わった28歳のストライカーには、現在も具体的な買い手は現われていないという。果たして武藤は来シーズン、どのクラブでプレーすることになるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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