「毎合宿100%で取り組んできたつもり」五輪落選の鮫島彩が心境独白!「人間力が素晴らしい」と激励の声集まる

2021年06月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

「“なでしこがまた世界で結果を残すために”が全てでした」

インスタグラムで今の想いを包み隠さず綴った鮫島。「これからも貪欲にパフォーマンスアップを目指して」サッカーと向き合う決意を明かした。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 東京五輪に挑む、なでしこジャパンのメンバー18人が発表された2日後の6月20日、鮫島彩が公式インスタグラムを更新。「長文になってしまいますが」と、その胸中を語った。

 これまで長きにわたり、なでしこジャパンを支えてきた左SBは、メンバー発表直前の6月シリーズでは招集されず。自身2度目となる五輪への切符を手にできるかどうか、多くの注目を集めていたが、残念ながら選外となった。

「13年前に代表に初招集してもらって以降、ドイツW杯優勝、ロンドン五輪準優勝、カナダW杯準優勝と、代表活動を通してそれまでに見たことのない素晴らしい景色を沢山見させていただいてきました」

 その後、リオ五輪では予選敗退を経験。その悔しさも糧に、現体制下の代表チームでも「"なでしこがまた世界で結果を残すために"が全てでした」と奮起してきた。

 結果的に東京五輪ではメンバーに入ることができなかったが、鮫島は前を向く。

「自分が最終的にどの立場になろうとも、チームのために今自分にやれることを全力でやる、という覚悟を持って毎合宿100%で取り組んできたつもりなので、悲しさや悔いは一切ありません」

 プレーヤーとしてのキャリアはまだ続く。「9月のWEリーグ開幕に向けて日々のトレーニングに努めていきます!」と気合いを入れ、「これからもぜひ女子サッカーへのご声援をよろしくお願いします」と呼びかけた。
 
 この投稿にフォロワーも反応。多くのコメントが寄せられた。

「これからも変わらず応援しています」
「このコメントを出せるだけの人間力が素晴らしいですよ」
「これからも女子サッカーを支えていってください」
「安藤さんと共に宇都宮の誇りです!!まだまだ活躍して欲しいです!!」
「貪欲に代表復帰を目指してくださいね!」
「経験してきた事の重みを感じます」

 今夏の五輪ではピッチに立つことはできないが、鮫島は「今のなでしこメンバーの良さを最後まで一番近くで見てきた者として、それを周りに伝えながら五輪でのなでしこの戦いを盛り上げていく役割もしていけたらなと思っています」と語っている。

構成●サッカーダイジェストweb編集部

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