「日本の新たなCFに」ブラジル・メディアがオナイウ阿道を絶賛!「キャリア最高の時期を過ごしている」

2021年06月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

得点力のほか、守備面での貢献も高評価

ぐんぐんと評価を高めているオナイウ。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 日本代表は6月15日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選で、キルギス代表と対戦し、代表戦先発デビューを飾ったオナイウ阿道のハットトリックを含む5-1で大勝した。

 ブラジル大手メディア『globo』の日本通、チアゴ・ボンテンポ記者は、日本代表の戦いぶりを「2次予選を締めくくる完璧な勝利」と称えたうえで、「長く悩まされてきた問題にひとつの答えが出たのかもしれない」と綴っている。

「オナイウは、大迫勇也が負傷したために招集された。セルビア戦では後半から登場し、良いパフォーマンスを見せて、キルギス戦で先発した。すると、たった6分間でハットトリックを達成したのである。

 彼はJリーグにおいて、日本人選手の最多得点者である。幸運にも招集された彼が、そのラッキーを活かして手に入れたチャンスで、代表チームでは長く悩みの種だったCFの候補者として頭角を現わしはじめたのだ」
 
 また、スコットランド1部セルティックに渡ったアンジェ・ポステコグルー監督の後を追うかもしれないという報道にも触れ、「キャリア最高の時期を過ごしている選手にとって、これ以上の好機はないだろう」としている。

 そして、キルギス戦のマン・オブ・ザ・マッチにもオナイウを選出し、絶賛している。

「試合開始直後から存在感を示し、前線の軸としてキルギスの守備陣を苦しめた。正直、最初に得たチャンスではボールの受け方が悪く、シュートもミスをした。だが、PKを獲得するきっかけとなった動き、2点目のクロスに合わせた飛び込み、そしてヘディングでハットトリックを達成。守備面でも大きな貢献を果たした」

 日本代表はカタール・ワールドカップ出場を目指し、9月からの最終予選を控えている。25歳の新たなストライカーに、地球の裏側からも熱い視線が注がれている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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