現地時間６月15日にEURO2020のグループステージ（F組）第１戦、ポルトガル対ハンガリーが、後者の首都ブタペストで開催された。

　立ち上がりから押し込んだのは、前回王者のポルトガル。19分には、ペペからのロングパスに反応したクリスチアーノ・ロナウドがフリーで抜け出すが、ダイレクトで放ったシュートは相手守護神グラーチに阻まれたうえ、オフサイドとなる。

　地元の大声援を受けるハンガリーは、37分に敵陣中央でFKを獲得し、ロランド・サライがゴール前に放り込んだボールをダム・サライが上手くバックヘッド気味に合わせるも、GKルイ・パトリシオの正面に飛んでしまう。

　43分にはポルトガルに決定機が到来。ブルーノ・フェルナンデスの左サイドからのクロスに、ゴール至近距離で待ち構えたC・ロナウドがフリーで合わせるが、力んだのかシュートはクロスバーの上を越えてしまう。
 

　ハーフタイムを挟んでも、地力に勝るポルトガルのペースで進み、後半開始直後の47分にはCKからペペがゴール左を狙ったヘディングシュート。しかし、グラーチに横っ飛びでかきだされ、モノにすることはできない。

　さらに68分には、B・フェルナンデスがペナルティエリア手前から強烈なシュートを放つが、ここもグラーチに左手一本で弾き出される。

　迎えた84分、右サイドからのクロスにゲレイロが左足で合わせると、手前の相手DFに当たり、そのままゴール左に吸い込まれた。ポルトガルがついに均衡を破る。

　さらに畳み掛けるポルトガルは、その３分後に相手のファウルでPKを獲得。これをC・ロナウドがきっちりと決め、リードを２点に広げると、後半アディショナルタイムにもこの背番号７がダメ押し点をゲットする。

　終わってみれば、ポルトガルが３-０で快勝。大会連覇へ向けて、幸先のよいスタートを切った。

　19日に行なわれる第２戦で、ポルトガルはドイツと、ハンガリーはフランスと対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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