「過小評価されている」絶妙アシストの“ヨークシャーのピルロ”を英代表監督やモウリーニョが絶賛!「ファンタスティックだ」

2021年06月14日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

シアラーも「MOMだった」と称賛

スターリングの決勝弾をお膳立てしたのが、このフィリップスだ。(C)Getty Images

 母国の大きな期待を背に、EURO2020開幕戦に臨んだイングランド代表は、ラヒーム・スターリングのゴールでロシア・ワールドカップ準優勝のクロアチア代表に1-0と勝利した。

 マン・オブ・ザ・マッチ(MOM)に選ばれたのは、決勝点を挙げたスターリングだ。だが、それに勝るとも劣らない高評価を受けたのが、アシストしたカルビン・フィリップス。「ヨークシャーのピルロ」と、稀代の司令塔だった元イタリア代表のアンドレア・ピルロと比較される選手だ。

 英公共放送『BBC』は、「ヨークシャーのピルロ」が試合中にツイッターのトレンドになったと紹介。試合後、そのBBCでフィリップスは「アシストを決められて、3ポイントを獲得でき、素晴らしい気分だよ」と、チームの白星発進に貢献できたことを喜んだ。

 イングランドのガレス・サウスゲイト監督は「フィリップスはとても過小評価されている選手だ」と、勝利の立役者に賛辞を寄せている。

「彼はファンタスティックな国際キャリアのスタートを切った。試合を通じて素晴らしかった」

 BBCでコメンテーターを務める元イングランド代表のアラン・シアラーも、「きょうのMOMはフィリップスだったと思う」と、この日が代表9キャップ目だった25歳を称賛した。

「最初から最後まで素晴らしい試合をした。エネルギーがあり、成熟していて、ミッドフィルダーに望むすべてがあった。前に出て、後ろに下がり、素晴らしいアシスト。時には最終ラインを守った。ファンタスティックだった」

【動画】イングランドの決勝弾を創出したフィリップスの絶妙アシストはこちら
 英『talkSPORT』では、ジョゼ・モウリーニョも印象的だった選手にフィリップスの名前を挙げ、「国際経験は豊富じゃない。チャンピオンズ・リーグに出ていたり、代表25キャップの選手じゃない。昨シーズン2部から来た選手だ」とたたえている。

「彼は素晴らしいパーソナリティーを示した。とても、とても良かった。こういった若手が大舞台に出て、あのような良いパフォーマンスをしたら、ファンタスティックだよ」

 評価を高めたフィリップスが、この大会でさらに飛躍できるか注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部


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