キルギス戦は「タジキスタン戦のメンバーを中心に」。森保監督は“守備の集大成”を見せる意向

2021年06月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

キルギスは「このグループで一番強いという印象がある」

長期の代表活動で、入浴剤や焼き肉などで気分転換の工夫をしていると明かした森保監督。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 日本代表の森保一監督は6月14日、オンライン上でキルギス代表戦の前日会見を行ない、6月の代表活動最終戦への想いを明かした。

 冒頭、キルギス戦に臨むメンバーについて質問を受けた森保監督は、「セルビア戦から大幅に変更して、タジキスタン戦のメンバーを中心に今日のトレーニングで試して試合の準備をしたい。タジキスタン戦とは100パーセント同じではないと思いますが、この後のトレーニングで試して明日のメンバーを決めたい」と明言した。

 セルビア戦については、「強豪相手に自分たちの理想だけでは行かないというのは考慮しておかないといけない。ミスはあったが、チームとしての戦いにはブレがない」として、思い通りに進まなかった前半をしっかりと無失点で抑え、自分たちの流れになるまで我慢できたことと、1-0で勝利し結果を残した点を評価した。

 15日のキルギス戦に向けては、南野拓実がクラブ事情のためにひと足先にチームを離脱。また、大迫勇也が負傷で、U-24代表にオーバーエイジとして参加している、吉田麻也、遠藤航、酒井宏樹のほか、冨安健洋、堂安律、久保建英ら東京五輪世代の選手たちも不在だ。
 
 そんななかで戦う対戦相手については、「非常にハードワーク。球際も強い、セカンドボールも拾える。組織としてやるべきコンセプトが固まっていて、(戦い方が)はっきりしているチーム」と分析。

 さらに指揮官は、「実力的にもグループで2位。一度目のキルギスの戦いで、このグループで一番強いという印象がある。アウェーでは2-0で勝ったが、ピンチもあったと思います。力のあるチームだと思っている」と明かした。

 森保監督は「前節1失点してしまったが、そこを良い教訓にして、キルギス戦の目標にしてほしい」と無失点で終える事も目標に掲げ、「守るだけではなく、ボールを奪いに行く、相手に制限をかける、ファーストディフェンダーがプレッシャーをかけることで、チームでボールを奪う」という攻撃に繋がる守備の集大成を見せる意向だ。

 6月の代表活動最終戦となるキルギスとの一戦は、明日15日に、パナソニックスタジアム吹田で19時25分キックオフ予定だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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