「インテンシティー」という言葉だけで、日本サッカーの問題点を現わすのは難しい。
2週間のオフを終え、リーグ再開へ向けたトレーニングが始まった。プレミア昇格へ、チームのさらなる飛躍が期待される。(C) SOCCER DIGEST
リーグ戦は現在、代表マッチによる約1か月のインターバルに入っている。5月半ばの約2週間、日本に戻り、何人かの友人とコミュニケーションを取り、世界と日本のサッカーの現状などを語り合ったり、僕がいま経験していることなどを話したりした。
そうした会話のなかで、2014年の総括である『フットボールカンファレンス』で発表された内容を耳にした。毎回、新しい言葉が生み出される場所のようになっているが、今回は「インテンシティー」という言葉が注目された。プレーの強度、負荷のことを言うらしい。
具体的には、「もっと速く、もっと強く」というのがブラジル・ワールドカップでの日本テクニカルスタディーグループの見解(まとめ)だったという。世界のサッカーはよりスピーディーに、よりタフになっている、ということなのだろう。それは間違いない。
ただそんななかで、ドイツのテクニカルスタディーグループは「バック・トゥー・ザ・フューチャー」と題し、過去にさかのぼり、また前へ進めば良いと語ったと、伝え聞いている。今も昔もシステム、戦術などに新しいものは何もない、新しい言葉を探さなくても良いのだと。バック・トゥー・ザ・フューチャー、(ヒントは)過去にあると言ったらしい。
もちろん「また聴き」であるので詳しいことは分からないが、言葉だけが先行して浮いて見え、中味のないものでは意味がない。
ただひとつ言えるのは、今の日本のサッカーに足りないモノは「ひとつ」ではないということだ。僕は「インテンシティー」とい言葉だけで、日本サッカーの問題点を現わすのは難しいと考える。もうひとつ付け加えるのなら「メンタリティー」だ。
昨年のブラジル・ワールドカップを見ても分かるように、サッカーはメンタリティーが勝敗の大きな要素を締めている。それが日本は年々落ちているのか? それとも向上しているのかをしっかり分析するべきだと思う。そして、メンタルをより強くすることこそが、日本代表がまたは日本人選手が世界のトップクラスに到達することにつながるのではと考える。
高度なタクティクスや洗練されたシステムを活かすためには、選手個々の十分なフィジカル、テクニックが必要になってくる。しかし、選手自身のパフォーマンスがうまく引き出せるかどうかは、やはりメンタルに懸かっている部分は大きい。つまり、タクティクスやシステムを機能させるうえでも、メンタルが担う部分はかなり大きいのだ。
良いタクティクスがあれば弱いメンタルでも勝てるのか、と言えばそれは難しい。逆に少しくらいフィジカルが弱くても、強いメンタルがあれば必ず克服できる。少しくらい技術が劣っても同じだ。ただし、そこは「劣っても良い」のではなく、当然「インテンシティー」を高めていくことと同時に、「メンタリティー」を鍛えなければいけないということなのだ。
そうした会話のなかで、2014年の総括である『フットボールカンファレンス』で発表された内容を耳にした。毎回、新しい言葉が生み出される場所のようになっているが、今回は「インテンシティー」という言葉が注目された。プレーの強度、負荷のことを言うらしい。
具体的には、「もっと速く、もっと強く」というのがブラジル・ワールドカップでの日本テクニカルスタディーグループの見解(まとめ)だったという。世界のサッカーはよりスピーディーに、よりタフになっている、ということなのだろう。それは間違いない。
ただそんななかで、ドイツのテクニカルスタディーグループは「バック・トゥー・ザ・フューチャー」と題し、過去にさかのぼり、また前へ進めば良いと語ったと、伝え聞いている。今も昔もシステム、戦術などに新しいものは何もない、新しい言葉を探さなくても良いのだと。バック・トゥー・ザ・フューチャー、(ヒントは)過去にあると言ったらしい。
もちろん「また聴き」であるので詳しいことは分からないが、言葉だけが先行して浮いて見え、中味のないものでは意味がない。
ただひとつ言えるのは、今の日本のサッカーに足りないモノは「ひとつ」ではないということだ。僕は「インテンシティー」とい言葉だけで、日本サッカーの問題点を現わすのは難しいと考える。もうひとつ付け加えるのなら「メンタリティー」だ。
昨年のブラジル・ワールドカップを見ても分かるように、サッカーはメンタリティーが勝敗の大きな要素を締めている。それが日本は年々落ちているのか? それとも向上しているのかをしっかり分析するべきだと思う。そして、メンタルをより強くすることこそが、日本代表がまたは日本人選手が世界のトップクラスに到達することにつながるのではと考える。
高度なタクティクスや洗練されたシステムを活かすためには、選手個々の十分なフィジカル、テクニックが必要になってくる。しかし、選手自身のパフォーマンスがうまく引き出せるかどうかは、やはりメンタルに懸かっている部分は大きい。つまり、タクティクスやシステムを機能させるうえでも、メンタルが担う部分はかなり大きいのだ。
良いタクティクスがあれば弱いメンタルでも勝てるのか、と言えばそれは難しい。逆に少しくらいフィジカルが弱くても、強いメンタルがあれば必ず克服できる。少しくらい技術が劣っても同じだ。ただし、そこは「劣っても良い」のではなく、当然「インテンシティー」を高めていくことと同時に、「メンタリティー」を鍛えなければいけないということなのだ。