エムボロ弾でスイスが先制も…前回ベスト4のウェールズがセットプレーから追いつき、ドロー決着【EURO】

2021年06月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

85分にスイスは幻の決勝点

ムーアがヘッドで合わせ、ウェールズが同点に追いつく。(C)Getty Images

 現地時間6月12日、EURO2020グループAのウェールズ対スイスが、アゼルバイジャンのバクーで開催された。

 立ち上がりは五分五分の展開のなか、最初に絶好機を迎えたのはウェールズ。15分にジェームズが左サイドを駆け上がり鋭いクロスを供給すると、中央でムーアがヘッドで合わせるが、枠を捉えた強烈なシュートは相手守護神ゾマーのビッグセーブに防がれる。

 20分はスイスにチャンス。シャキリのCKにニアで反応したシェアが、上手くアウトサイドで押し込むも、ここはGKウォードの好守に阻まれる。さらに前半アディショナルタイムには、エムボロからペナルティエリア右でラストパスを受けたセフェロビッチが右足でシュートを放つが、若干歩幅が合わず枠を捉えられない。
 
 前半は両守護神の活躍もありスコアレスで終えるが、後半開始直後の49分、CKからエムボロがヘッドで叩き込み、ついにスイスが均衡を破る。

 エースのベイルを中心に反撃に出たウェールズは、74分に同点に追いつく。ショートコーナーからモレルが上げたクロスに、フリーで反応したムーアがヘッドで合わせた。

 その後は、勝ち越しを狙う両チームが互いに攻め合い、85分にはスイスのガブラノビッチがネットを揺らすが、VAR検証の末に、オフサイド判定となりノーゴールとなった。

 結局、試合はこのまま1-1で終了。勝点1を分け合った。

 16日に行なわれる第2戦で、ウェールズはトルコと、スイスはイタリアと対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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